ぶりっ子してたはずなのに《2》【呪術廻戦】

EPISODE41 ページ8

私は今戸惑っている

それもすごく

何故って？



『ねぇ甚爾…』



甚爾「あん？」




『今どうゆう状況…？汗』



甚爾「俺がお前をおぶりながら走ってんな」


『うん、それは知ってる
今おぶられて走ってるのはいくら私でも分かる




けどさ、なんでおぶっとんの???しかもめちゃめちゃ早くて舌噛みそうだし

それとどこ向かってんの』


甚爾「……」


『おーい甚爾〜
耳ついてるか〜???
ｲﾃｯ舌噛んだし…!!!』



そう、私は今このゴリラさんにおぶられ異常なほどのスピードで走られ、どこに向かっているのかも教えてくれない、やばい状況



いや恐怖!!車並みのスピードで未知の場所に行くって!!誰か共感してくれる人いる?!

もう怖い怖い!!!




私が心の中でブルブル震えていると甚爾が口を開いた




甚爾「…もうすぐ着く」




…どこに?!





￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣
￣￣




甚爾「ここだ」


『…やっとか…

…ここは？』



甚爾が私を下ろしたところは普通の住宅だった


甚爾「俺のガキが2人で住んでる」


『へぇ2人でねぇ…


…ん?! 2人?!え、甚爾は?!』


やばいやばい普通に流しそうになった


子供2人で住んでるってどゆこと?!


甚爾「俺はほとんど帰ってねぇ
だから2人で住んでるようなもんだろ」


『はァァァ…お前何やってんだよ…

まだ小さいんだろ？一緒にいてあげろよ』



甚爾「あいつらは俺がいてもいなくても変わんねぇんだよ
逆に帰ってこねぇ方が清々するんだろ」



『いやいやいや！それでもダメなもんはダメ！

ちょっと失礼するよ!!!』


私は甚爾の返事も聞かず家の中に入った


え、これ違法侵入???お願いだから通報だけはするなよ




私が玄関からバタバタと入っていくと1人の女の子がこちらを警戒した様子で走ってきた




???「ど、どなたですか…?!」


え、可愛い…

『あーごめんよ、私は…』


不審者ではないと言おうとした時またまた警戒した様子の男の子が走ってきた

女の子よりは年下っぽい


???「…誰だ」


え、かっこいい…


『あーえと、不審者ではないんだ！』

???「どっからどう見ても不審者だろ」


…そこまで言う？


…ん？ちょっと待てよ？今の私の姿を思い出してみろ



あつすぎる化粧＋全身黒い服装


…………


うん、完全不審者だわ



その時、甚爾がのそのそと家に入ってきた

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