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ガサガサ、という物音で目が覚める。
シゲもう起きてるんかな、そう思ったてんけど、
物音の正体はシゲやなかった。
「りゅ、せ？」
青「酷い声やな。
シゲ、大分熱下がったわ。」
「なんで、」
青「共倒れしてないかなー思うて。」
仕事は、そう聞こうとしたときには、
青「あ、今日の撮影延期なったらしいで。
昼から神ちゃん来てくれるみたいやし帰ろうや。」
答え以上のもんが返ってきた。
なんでそんな察しええねん。
青「熱上がってんな。おぶろか？」
歩く、なんて言ったけど結局ほぼ流星に支えられる形で流星の家までたどり着いた。
「げほっ、げほっ、」
喉が熱い。頭が痛い。
もうやめてほしいのに、
そんな願いと裏腹に出続ける咳。
青「一回身体起こすか？」
こんな弱ってたんや、俺。
一人じゃ起き上がることすらしんどい。
そんな中、流星は嫌な顔一つせず、
側で背中を摩ってくれる。
「これ、はちみつミルクティー。
はちみつは喉に良いらしいで。」
「ネギ巻いたらええらしいで。」
ネットで得たであろう情報を片っ端に実践していったり、なんでそんな持ってんねん、ってツッコミを入れたくなるほどの加湿器を回してくれたり、
流星らしいわ、ほんま。
いろいろな感情がごちゃまぜになって溢れ出た涙。
青「泣いたら余計しんどなるで。」
俺の顔を見てびっくりもせずに、
ふわっと笑う。
年下にこんな表情されるなんて情けないけど、
あぁ、流星も兄貴なんやな、なんて。
甘えてええねんで。
そんな言葉が聞こえたような気がしながら眠りに落ちた。
end.)
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淳太くんと流星くんの距離感が大好きです。
年齢差はあるけれどお互い長男坊で、弟がいる淳太くんと妹がいる流星くん。
似ているところと似ていないところが絶妙なバランスにある2人だなと個人的には思っています。
言葉は少ないけれどさらっと助けてくれる救世主の流星くんと流星くんの雰囲気にのまれちゃう淳太くん。をイメージして書いた作品です。
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きき(プロフ) - 女性イルカさん» 作品整理のためパレットは消してしまいました…お話はTwitterの方に移行してあるので、お手数ですがそちらからご覧いただけると幸いです（ ; ; ） (2020年7月24日 21時) (
レス) id: f57d40830c (このIDを非表示/違反報告)
女性イルカ(プロフ) - すみません！パレットのパスワードってどこでわかりますか？ (2020年7月24日 3時) (レス) id: c0dedb0308 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - エミーリアさん» コメントありがとうございます！正解です…！わかってくださる方がいて嬉しいです（ ; ; ）最高だなんて…ありがとうございます！ぜひこれからも読みにきてください！ (2020年5月31日 12時) (レス) id: f57d40830c (このIDを非表示/違反報告)
エミーリア(プロフ) - 最上の命医ですよね？！あれ大好きですっ！！お二人とも医者設定っていう時点で最高だと思ってたんですけど、やっぱり最高でした！！ききさん、最高ですっ！ (2020年5月31日 2時) (レス) id: f671841eb7 (このIDを非表示/違反報告)
夏空(プロフ) - ききさん» ええ〜ありがとうございます！！（ ; ; ）たのしみにしています！ (2020年5月5日 11時) (レス) id: eb910860dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2020年4月6日 23時
