31話 ページ31
マホトside
どんなに嫌いな奴にでも「憧れだった」なんて
言われて嬉しくない奴がいる筈ない
この子はどこまで俺を惚れさせる気だろうか。
カイトにも言ったけど、俺は当たり前の事を当たり前に出来る子がすげえなぁって思う。
「ありがとう」
この簡単な言葉を言えない奴だってこの世の中には
沢山いる中、その言葉をニコニコとしながら当たり前に言える彼女。
ジョッキや空いた皿など端に重ねて寄せてあげたり
相手が少しでも楽になるような行動を当たり前に出来る彼女。
誰にでも気遣いができる優しい彼女。
こんな俺の事を「憧れ」と言ってくれる彼女。
すごく好きだ。
そんな彼女が酒に酔って現在、ウトウトしている。
俺も酒はあまり強くないが彼女は俺より酒が弱い。
店だと力が入るらしく、酔い過ぎないよう気をつけて飲んでいるらしいが、宅飲みだと一気に力が抜け何も考えず飲むからすぐに酔ってしまうらしい。
そんな彼女は酔ってるからかずっとニコニコしていて眠いのかウトウトしている
話しかけると、ふにゃとした笑顔で少し遅れて返事をする
マホト「…Aちゃんー？
『…んー？
マホト「眠たい？
『んちょっとだけ
マホト「寝てもいいんだよ。もう2時過ぎたし。
『んんでも、帰らなきゃ、
マホト「明日オフだったよね？
それなら泊まってけばいーじゃん。
前撮影で使ったメイク落としもあるし俺の服もあるし。
『でも、
マホト「やだ？
『…やじゃない、
マホト「なら決まり。
『…ありが、とう
マホト「ん、どういたしまして。
…メイク落とし取ってくんね。
『ん…ありがとう。
割と酔いは冷めたが、少しふらつく足で洗面所に向かいメイク落としを取りに行く
メイク落としを持ち、リビングに帰ってみると
そこには静かに寝息を立てて寝ている彼女がいた。
男の部屋でこんな無防備に寝ちゃ駄目だろ。
自分の理性を抑え、彼女を起こす。
マホト「…メイク落とし持ってきたよ
んんと言いながらもなかなか起きない
彼女も俺と同じく寝起きが悪いようだ。
マホト「ほーら起きて。メイク落とさないと駄目でしょ？
と彼女の体を少し持ち上げ起こそうとすると
『ん…やだ寝る優香ちゃんも、寝る
と彼女は寝ぼけているのかそう言いながら
俺の腰に腕を絡めて顔を沈めた。
マホト「ｯ、あーーーもう。しらないからね。
その場で彼女を起こさないように寝転ばせ、
俺もその場で寝転がり毛布をかけ二人一緒に寝た。
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みくみー&しとちゃん(プロフ) - 続き待ってます。マホト君超カッコいいです！ (2019年5月1日 23時) (
レス) id: c0a62355ef (このIDを非表示/違反報告)
てらたん - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2019年4月23日 4時) (レス) id: 7547418a91 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - 孤爪璃央さん» 嬉しいですありがとうございます。これからも愛読よろしくお願いします^^ (2019年3月24日 20時) (レス) id: a16a1b5063 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - 君望さん» すみません。こちら側のミスです。報告ありがとうございます。訂正しておきますので読み返して頂けると嬉しいです。これからもよろしくお願いします(*^^*) (2019年3月24日 20時) (レス) id: a16a1b5063 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - 衣菜さん» ありがとうございます。嬉しいです。これからも楽しんで頂けるよう頑張ります^^ (2019年3月24日 20時) (レス) id: a16a1b5063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しま | 作成日時：2019年2月27日 16時
