69ページ ページ29
-銀時side-
ここ数日、俺のいないうちに夏バテになっていたソイツの弱点を知って数十分___漸く雷も収まり始めた頃
さっきまで隣で雷に怯えてたソイツの方からはスー、スー、と規則正しい寝息が聞こえてきた
銀(嘘だろ、このタイミングで寝るか!?)
表には出さねェけど内心パニック
どうしようか、これは
起こすのも酷だがその他にどんな手段をとっていいのがわからず戸惑いの目をそちらに向けると、暗闇に慣れてきた俺の目に映るそいつは頭をこくん、こくんとさせていて
銀(仕方ねェ)
隣でぐっすりなAの頭をこちら側に引き寄せて俺の肩に乗せてやる
すると少しの間ゴソゴソと動いた後、良い感じの場所が見つかりしっくりきたのかまたスヤスヤと夢の中へ
ほんとコイツは、なんというか
無防備な上危機感が無い
銀(ほんとこれ、俺じゃなかったらどうなってたかわかんねェぞ)
そんなことを考えながら俺も夢の世界へ意識を投じることにした
15人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
銀色(プロフ) - とても面白かったです! なので凄く続きが気になります。 大変だと思ういますが更新待ってます! (2018年4月3日 21時) (レス) id: 54384483c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みや | 作成日時:2017年4月23日 11時