【銀魂】居候の物思い【坂本辰馬】

Episode.48 ページ9

貴「私、教師になろうと思う。」


私の目の前には驚いた顔をした辰兄とニヤッと笑う銀ちゃん。
ま、妥当な反応だろうね。


辰｢な、なんでまた先生じゃき!?｣
貴｢何でって、なりたいから？｣
辰｢うむーー...｣


なんで悩んでるん???


辰｢だからこの前あんな事ば聞いたんか？｣
貴｢まあ、そんな感じ。｣


辰兄の言う"あんな事"って言うのはね..

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数日前-夜-(回想)

貴｢ねーねー、辰兄｣
辰｢んー？なんじゃき？｣
貴｢なんで辰兄は先生になったの？｣
辰｢何でって、そんなん簡単ぜよ。｣

???

辰｢Aが小さい頃、よう勉強教えとったじゃろ？｣
貴｢うん。｣

小学生の頃とかよく教えて貰ってたなー。
お陰でこの学力なんだと思うけど。

辰｢わしがAくらいの時な、何になりたいとか無かったんじゃき。でも、Aに勉強ば教えちゅう時にな、勉強教えるの楽しいなーって思ったぜよ。｣
貴｢それで、先生になったの？｣
辰｢そういうことじゃき！｣

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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿(回想終了)

ということですね。

貴｢辰兄の聞いて決心した。｣
辰｢本当にそれでええんか？｣

なんで辰兄は止めるのか。

銀｢いいじゃねーか。自分でなりてぇもん見っけてきたんだからよ。｣
辰｢大変ぜよ？｣
貴｢そうかもしれないけどさ、辰兄楽しそうにやってるもん。だから大丈夫。｣

一応、しっかり見てたつもり。
だから


貴｢先生になりたい。｣

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