【銀魂】居候の物思い【坂本辰馬】

Episode.46 ページ7

-銀時side-

最近浮かない顔ばかりしていたA。
理由はだいたい想像つくけどさあ、

なんでこいつまで不機嫌なの？

銀｢そんなに気になるなら相談でものってやりゃあいいじゃんモジャモジャ｣
辰｢銀時も変わらんきに。モジャモジャ要素はのう。｣
銀｢そこはどうだっていいんだよ！用ないんならさっさと出てってくんない!?｣

ご機嫌ななめな辰馬がなんでか俺の国語準備室に居座って、ブーブー言っていて正直ウザイ。


辰｢そうは言われてもー。｣
銀｢知らねーよ｣
辰｢じゃあここに居る｣

コイツならやりかねないと思っていると、数学科の坂崎ちゃんが呼びに来て引きずられていった。


と、この時は救われたが
何かしら手を打たないとな...と思い
今に至る。




のだけとさ。

貴｢でさ、先生って大変？｣
銀｢ちょっと待て、お前、先生になりたいの？｣

衝撃告白。

かと思ったら、そういう訳ではなかったらしい。

貴｢そんなこと一言も言ってないけど？ただ候補に入れてる、みたいな？で、身近にいたから聞いてみたんだけど。｣
銀｢なるほどなー。でもそれ、俺に聞く必要なくね？｣

そう言うと、訳分からないという顔をしているので補足した。

銀｢俺より身近にいるじゃん。毎日見てるわけなんだし、聞く必要なくね？｣

これで漸く意味がわかったらしく、手をぽんと叩いて

貴｢たしかに！｣

と呟いた。

銀｢それに、楽な仕事なんて無いわけだしよぉ、やりたいことやるのが1番だろ。｣
貴｢それはわかってるつもりです。｣
銀｢じゃあさっきの質問は？｣
貴｢なかったことにしてください。｣

そうなるわな。

貴｢あー、なんか吹っ切れた。ありがと、銀ちゃん。｣
銀｢あ？俺は何もしてねえぞ。ケーキ奢らされるくれーだ。｣
貴｢間違いないw｣

Episode.47→←作者からー！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す