冥界さんへのリクエスト。 ページ12
「冥界さんがあまりにも冥界の主らしいことをしないので、今日は冥界さんにやって欲しいことをみんなにリクエストしてきました。イエーイ」
少年が急にそんなことを言い出した。
「え、何それ聞いてないんだけど…って言うか真顔で拍手するな わざとらしい」
「いいじゃないですか。これもある意味お仕事です。ちゃんとできたら評判上がりますよ?」
少年は当たり前のようにそう言った。
昨日溜まっていた仕事終わらせたばっかじゃん!!ちゃんと冥界の主らしい事したじゃんか!!
「それでは最初のリクエストです」
「なんかもう勝手に始めてる!!」
・米料理を作りなさい。 by 涼める小鳥
「……だそうです」
「全く冥界の主と関係ないことだな!!?」
なんだよ米料理って… まぁ、簡単でいいけどさ
つか、涼める小鳥って誰だよ…
「…追加リクエストです。 米料理はオムオムでお願いします」
「明らかにお前の願望だろーが!!」
✱
「よーし!! チャーハンの出来上がり!!」
無事、米料理完成。
「…このチャーハン、全然パラパラしてませんね。米がくっついて団子状になっているのがあります。残った米で作った感満載ですね」
少年はもぐもぐ食べながらダメ出ししてきた。
「うるさいな!その割に食べてるじゃねーか」
「…それでは次のリクエストです」
おい 今スルーしたな!
マズイと思ってスルーしたなこいつ!!
・究極のミロを作りなさい byミロは俺の嫁
「これも冥界の主と関係ないことだな!! しかも地味に難しいリクエストだな!!」
「パスする事も可能ですよ」
「んじゃあ、パス」
「それでは最後のリクエストです」
あ、思ったよりリクエスト少なかった。
・魔物を召喚しなさい by 冥界の王子
「冥界の王子って誰だよ!! 何様なんだよ!! 冥界で一番偉いのはこの私だぁ!!」
「どうでもいいので早くやって下さい。それとも出来ないんですか?」
少年の言葉にムッとした。魔物は魔界のものだが、この際関係ない。冥界さんの実力を見せてやろうじゃないか!
そして私は静かに呪文を唱え出す。床に光る謎のサークルが現れ、そこから大きな影が現れた。
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黒猫柚月(プロフ) - 少年君、面白いです! (2016年5月26日 21時) (レス) id: b28f5a93d4 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜アルペジオ(プロフ) - たのしみにしてます!! (2016年2月26日 17時) (レス) id: b28f5a93d4 (このIDを非表示/違反報告)
白桜 - とても面白いです!いつも読ませてもらってます。 (2016年2月11日 20時) (レス) id: b28f5a93d4 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - おもしろかったです!よかったら私の作品 見てください (2016年2月10日 15時) (レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
sayaka(プロフ) - ヘモグロビンさん» いえいえ。ありがとうございます。 (2015年12月25日 20時) (レス) id: a1946caf5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でんでんむしの奇行種 x他2人 | 作成日時:2015年3月7日 20時