イケメンに… (ページ9)

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和風4（あなた）side ページ9

泣いてたら、龍樹さんが走ってきました。

龍樹「理沙！」

理沙「何の用ですか…？」

思わず低い声で言ってしまった。龍樹さんは驚いた顔をしてます。
　
勢いで全て言ってしまいたくなった。
　
理沙「なんなんですか！？早く彼女さんのところ言ったらどうですか！？」

龍樹「彼女…？」

理沙「とぼけないでください！さっきお冬さんと口づけを…。」

いや、ちょっと待ってください。なんで龍樹さん意味が分からないって顔してるんですか？

龍樹「あ！もしかして…。お冬は妹だよ。さっきはお冬が目の中にゴミが入ったって言うからそれを取ってたんだよ」

理沙「じゃあ遅れたのは…？」

龍樹「君への贈り物を買いに行ってたんだよ。ただ、どれにしようか迷ってこれにしたんだよ。」

え、じゃあ恥ずかしいことしちゃいました。

龍樹「勘違いさせてごめんね。」

理沙「いえ、私こそ…。すいましぇん」

うわ、噛んじゃった。

龍樹「こっちおいで」

理沙「え？はい！」

龍樹「はい。これ。」