イケメンに… (ページ7)

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和風2 ページ7

↑龍樹さんがくれた着物の柄

うわ…雨が降ってます。ザーザー降りです。

待ち合わせ場所に着きました。

…………10分後。

理沙『くしゅん！』

まだかなぁ。今日は寒いのでなるべく早く来てもらいたいのですが…。

………え！もう時間10分も過ぎてるじゃないですか！！

まさか…いえ！きっとお仕事が忙しいだけです！！

20分後

遅いなぁ。いやきっともうすぐ、

30分後

あ、やっと来た！

あれ？あの子はお冬さん？

んー、傘で顔がよく見えないですね…。

チラッ

あ、少し見えた！え…顔近いです。

まさか口づけ…？

そう思ったら傘をその場に落として走りだしていました。
でも、着物だからそんなに走れるわけでもなくて…。

近くの広場に藤棚が上にある、ベンチに座ってしまいました。

その瞬間に色んなことが浮かんできて。

「信じて待ってたのに…！」とか、「裏切られた…。」とか、そしたら龍樹さんにもらったこの着物が嫌になってきて、「帰ったら処分してしまおう、」なんて考えちゃって。