オレンジ君の彼女 (ページ14)

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スーパームーンページ14

丸「はぁ･･･」

マネ「丸山さん、過密スケジュールでお疲れ気味ですね。」

丸「ん～ちょっとなぁ。」

ﾄﾞﾗﾏｽﾀｯﾌ「一旦、休憩に入りま～す。」

丸「ちょっと外行ってくるわ。」

マネ「じゃあ僕、飲み物買っときますね。」

丸「ありがとう。」

ちょっとドラマの撮影やら、色々な仕事が立て込んでて正直しんどい･･･

仕事があるのはありがたい事やねんけど、Aちゃんともゆっくり会えてへんし･･･

会いたいなぁ。

ﾄｩﾙﾙﾙﾙﾙ…

A『はい、もしもし。』

丸「あ、俺やけど。」

A『おつかれ～仕事終わったん？』

丸「いや、まだ。いま休憩中。」

A『そうなんや～今日スーパームーンやで。隆平くん見た？』

丸「今まで室内やったで見れんかったわ。今、外出てきたけど･･･」ｷｮﾛｷｮﾛ

丸「あ、居はった！お月さん!!」

A『私も見てるけど、ほら私、乱視やからさぁ、お月さん2つに見えんねん。』

丸「あはは、大倉のドラマみたいやな。」

A『もっと悪なったら3つに見えるんやろか？』

丸「んなわけないやん。おもろいな～Aちゃんは。」

A『隆平くん、しんどいやろうけど頑張ってな。頑張ってしか言えんけど、応援してるからな。たぶん世界で、ちゃうなぁ、宇宙で1番応援してんで。』

丸「月だけに？」

A『月だけに(笑)お月さんも見てはるわ。隆平くんの頑張り。』

丸「Aちゃんありがとう。元気出たわ。」

A『うん。色々終わったらどっか行こう!!温泉とかええな～』

丸「そやな。どこ行きたいか決めといて。」

A『色々調べて最高のご褒美用意しとくわ。』

丸「楽しみやわ。じゃ･･･戻るな。」

A『･･･うん。頑張って。』

丸「おやすみ」

A『おやすみ』

Aちゃんも寂しいはずやのに、僕の声のトーンでわかってくれて、元気くれて、最高の彼女やわ。

よし、エネルギーチャージしたし頑張ろう!!

丸「お月さん見てろよ〜!!」