オレンジ君の彼女 (ページ31)

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やってもたページ31

今日はありえへん収録やった。

マネージャーさんが迎えに来るまで、楽屋でお菓子食べながら雑談。

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

ガチャ

ﾏﾈ「た、大変です!!Aさんが、Aさんが撮影中に倒れました!!」

村「は？何でや!!」

ﾏﾈ「詳しくはわかりませんが、倒れて救急車で病院に運ばれたそうです。」

安「どこの病院？」

丸「･･････」

3人でマネージャーが運転する車で病院に向かった。

濵「あ、こっちです!!」

濵ちゃんが青い顔して僕らを待っていた。

濵「熱中症かなって先生は言ってました。今日は暑かったんで･･･ほんま僕がちゃんと見てたらよかったんですけど･･･すいません。」

安「濵ちゃんが謝ることないよ。濵ちゃんかて出演者やねんからずっとは見てられんし。」

村「そや。頼むて言うたけどお前の責任でもなんでもないからな。気にするな。」

丸「･･････」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

濵「丸山くんほんますいません･･･」

丸「濵ちゃんはなんも悪くないから、あんま気にしんときや。」

病室に入ると点滴に繋がれたAちゃん。

スースーと寝息をたてている。

たぶん、ストレス抱えてたんやろな。

いつも大丈夫なフリして、元気にふるまって、でもプレッシャーはあったんやと思う。

A「ん～」

丸「Aちゃん、大丈夫？」

A「うん、ごめんな、心配させて･･･あ、濵ちゃんごめん。」

濵「･･････」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

ﾏﾈ「撮影の方は、他のシーンから撮るからゆっくり休んでって監督が。」

A「やってもたなぁ･･･ほんまごめん･･･」

村「まぁ今は、ゆっくり休んどきや。」

安「そや、監督もそう言うててくれるんやし。」

村「まぁ大事に至らんで良かったわ。」

僕がAちゃんとこに残るわ言うてみんなには帰ってもらった。

A「ごめんな。心配かけて。」

丸「あんまりムリしたらアカンで。頑張るのはええけど、ちゃんと食べるもん食べて、飲むもん飲んで休む時は休まな。」

A「休憩中、セリフ覚えんのに必死で飲みもん取らへんかったでやわ。これからは気をつけます。」

丸「心臓止まるかと思たわ。倒れたって聞いて。ほんまにアカンで。」

A「ごめんな。」

Aちゃんの頭を撫でて

丸「ゆっくり休み。朝までいるから。」

今はとにかくゆっくりさせてあげよう。

僕がずっと守ってあげるからな。