海遊館 ページ45
電車の中ではAちゃんと色々話した。
小さい頃のすばるくんとのエピソードや、弟がいること、バイト先の店長さんは昔からの顔なじみでバイトがすんなり決まったこと、親もそこならと許しを得てバイトしてること、いつも凛太郎君目当てで来店する綺麗なお姉さんがいること。
丸「Aちゃんに！･･･そういう人はいない？」
A「え？」
丸「その〜なんて言うか･･･Aちゃん目当てで来る人･･･あっ、ごめん、彼氏ズラして･･･」
A「///いないです///」
そんなお互い赤面するような事もあったけど、すんなり電車は目的の駅に着いた。
ドーンと建つ海遊館。
海遊館の周りには飲食店や、ショッピングモールなどあって他にも楽しめそうな感じ。
A「あ、思い出した(笑)」
丸「ん？」
A「小学生の時、学校から海遊館来たんですけどその時の集合写真、周りキョロキョロし過ぎてよそ向いてる写真やった(笑)」
丸「あるあるやなぁ(笑)俺は京都動物園のゾウの前やったわ(笑)」
A「大きくなってみんなこれ見るんやと思ったら、恥ずかしくなるやつですよね(笑)」
丸「ほんま恥ずかしいよな(笑)」
平日やし、夏休みももう終わるとあって人はまばら。
それでも夏休み中の小学生は普段より多い。
きゃーきゃー言いながら、おそらく夏休み最後のイベントを楽しむかのように走って行く。
A「小学生は元気ですね。」
丸「ほんまやね。いつになっても小学生男子は元気やわ。」
A「丸山先輩もあんな感じだったんですか？」
丸「そやなぁ。いつもクラスの子たち笑わせてたなぁ。」
A「今と同じですね。」
丸「なんや〜小学生から成長してないみたいやんか！」
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作者名：MARUTAKA | 作成日時：2022年3月15日 23時
