always like (ページ36)

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感情ページ36

みんなが足を止めて見る。

丸「･･････」

なんなん、声かけんといて。

「ちょっといいかな･･･」

丸「･･････」

Aちゃんを見ると、目をそらされた。

丸「なんで？」

「話したいことあって･･･」

丸「･･････」

僕の煮え切らない態度にすばるくんが

渋「話してこいや。話しある言うてるんやで。」

村「ほな俺ら先帰るでな。」

章ちゃんと大倉は心配そうに見てた。

人の流れがない端の方に移動して話す。

丸「何？彼氏さんは？」

「彼氏じゃない。」

丸「は？」

「あれから色々考えて･･･」

丸「･･････」

「もう会わないって言ったら、じゃあ最後に花火見に行こうって。私、やっぱり隆平じゃなきゃアカンの。自分勝手なのはわかってるけど･･･隆平の事が好きなん。」

丸「･･･ごめん。俺、今気になる子がいるから。」

「･･･手･･･繋いでた子？」

丸「とにかく、もう終わってるんやし、今更そんなん言われても･･･ごめん。もう行くな。」

今更･･･

みんなのとこに戻りたい。

Aちゃん、どう思ったかな･･･

そう思うとだんだん足が重たくなって、戻りたいのに前になかなか進めんかった。

トボトボと歩いていると

安「マル～」

優しい声て呼ぶ章ちゃんがいた。

大「丸ちゃん、大丈夫？」

2人の優しさに感情がぐちゃぐちゃで、笑ってるつもりでも、たぶん上手く笑えてなかったと思う。