always like (ページ32)

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前よりページ32

前を歩く女の子3人。

僕と大倉はその後ろを歩く。

大「丸ちゃん、Aちゃんと良い感じやったやん。手なんか繋いじゃって。」ｺｿｯ

丸「･･････」

大「あれ？どうしたん？」

丸「元カノに会った。」

大「え？」

丸「男の人と一緒やった。多分あん時の。」

大「･･････」

丸「Aちゃんと手を繋いでたんは、はぐれんようにと思って。まぁ元カノに見られても今更何ともないんやけど、向こうは男と一緒に居て、こっちはAちゃんと居てんのに、普通声かけてくるかと思ってイラついた。」

大「Aちゃんはなんて？」

丸「元カノさん、勘違いしてないかな？って気にしてた。」

大「なんて言うたん？」

丸「別れてるんやし、向こうも男連れやったんやからなんて思われても関係ないて言うた。」

大「え？もっと言い方あったやろ？勘違いされてもええよとか言うたったら良かったのに。丸ちゃんの中でAちゃんの存在って前より大きなってきてるやろ？Aちゃんに対しても失礼やでそれは･･･」

丸「･･････」

大倉に言われてはっとした。

僕の言った「関係ない」は、元カノに対して。

今更お互い誰と居ようと関係ない。

でも、大倉が言うようにAちゃんにとってはすごい失礼な返答やったと思う。

そして、僕の中でのAちゃんが前より大きな存在になってきてる事に気付かされた。