幼なじみ ページ23
今日は終業式。
安「1年の教室行くのもなんや引けるなぁ。」
大「きゃー2年の大倉先輩が来てるぅ。安田先輩に丸山先輩もいるでぇ〜」
丸「あはは。大騒ぎになって、Aちゃんに迷惑かかりそうやな。」
大「なになになに〜渋谷さんに用事なん？てな事になるな。すばるくんが誘ってくれたら話は早かったのに。」
安「バイト先行った方がええな。」
丸「終業式だけやし、バイト行かんと友達と約束してんのちゃう？」
大「とりあえず行ってみようや。居んかったらまた考えよう。」
という事でバイト先のコンビニに来た。
大「俺、腹減ったし何か買おう。」
丸「そやな。」
コンビニに入るとこの間の男の子。
あれ？Aちゃんいーへんやん。
おにぎりやパン、お菓子、飲み物をカゴいっぱいに入れてる大倉に
丸「Aちゃんいーへんで。」
と言うと、本来の目的を思い出したかのような顔で周りを見渡し
大「あれ？ホンマやな。」
安「やっぱり今日はバイト来てないんかな？」
章ちゃんも飲み物と赤飯のおにぎり持って、周りを見渡す。
丸「作戦練り直しやな。学校で誘う事が出来へんようになったからには、ここが唯一の接触場所やで。」
安「丸、何や楽しなって来てない？(笑)」
丸「いや。ほら、ここしか会うことてないやん？だから･･･」
3人で会計に行く。
男の子は僕に、ペコリと頭を下げた。
すると章ちゃんが男の子に
安「あの〜今日はAちゃん来てないの？」
男子「え？あぁ今日は夕方からですね。」
安「あ、夕方からなんや。君は･･･Aちゃんの幼なじみ？」
男子「あ、はいそうです。Aと同じ学校の先輩ですよね？」
安「あ、おん。」
男子「なんか伝えときましょうか？」
安「ん〜ま〜ええわ。」
男子「そうですか？」
安「君は何て名前？」
男子「八代です。八代凛太郎。」
安「凛太郎くんか。」
凛太郎くんはテキバキ会計しながら話する。
僕の会計がきた時
凛「あの〜丸山さんですよね？」
丸「え？あ、はい。」
凛「あいついいやつなんで、良かったら仲良くしたってください。」
大「Aちゃんのこと？」
凛「はい。」
安「幼なじみの君もいいやつやな。」ﾆｺ
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作者名：MARUTAKA | 作成日時：2022年3月15日 23時
