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授業もうわの空。
何にも入ってこない。
大「丸ちゃん、丸ちゃん。」ｺｿｯ
後ろの大倉に呼ばれた時には遅かった･･･
先生「おい、丸山！なにボーっとしとんのや！続き読め言うとんのに！」
丸「あ、すいません･･･」
隣の女子に何ページか教えてもらい、その場は何とかなった。
章ちゃん、大倉と休み時間に廊下に出て話す。
安「丸、なんかあったんか？今日変やぞ。ずっとボーッとして。」
大「丸ちゃんが変なんはいつもの事やん。」
丸「ん･･･」
大「やっぱ変やな。いつもの返しがないもん。」
そんなやり取りをしていると
A「丸山先輩。」
とAちゃんが声をかけてきた。
安「渋やんのいとこの･･･」
Aちゃんは2年の階にも物落ちせず、僕の前に来た。
A「あの、彼女さんとなんかあったんですか？」
章ちゃんと大倉は顔を見合せた。
丸「･･････」
A「私、この間バイトのコンビニで彼女さん見たんです。男の人と一緒で･･･」
大「ちょっとちょっと、自分が丸のこと気に入ってるからって変な事言わんときーや！」
安「大倉。」
朝、何か言いたそうやったんはこの事やったんか。
丸「Aちゃん、もう休み時間終わるし教室戻り。」
A「･･････」
ペコリと頭を下げて、走って行くAちゃん。
安「丸、どういう事？よかったら聞かせてくれんかなぁ？」
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作者名：MARUTAKA | 作成日時：2022年3月15日 23時
