第13話 ページ13
さくらちゃんに睨まれながらも、頬を赤らめたままコーヒーカップに着く。
「Aさん、一緒に乗「A、一緒に乗ろかぁ」
陵の言葉を遮るさくらちゃんの顔は、口だけ笑っている。
さくらちゃんとか……相当怒ってるな。
断ろうと口を開けた時、さくらちゃんは返事も聞かず無理やりあたしを連れて行く。
なぜ陵を選ばなかったのか。
不思議で仕方なかった。
陵と龍の方を恐る恐る見れば、真っ暗なオーラに包まれた無言の二人。
それに比べて、
「なあ、A……陵くんに近づかんといてな」
先程のことをまだ怒っているよう。
あたしと乗った理由はこれか。
自分だって腕組んじゃって…自分勝手だなぁ。
ため息を漏らすあたしに更に苛ついたさくらちゃんは、コーヒーカップを勢いよく回す。
うわ、楽しい!
こういうものに慣れているあたしは、楽しさしかなかった。
———…
「バカ」
「だ、大丈夫ですか?」
「何であんなに回す必要があるんだ…」
仁王立ちで今まで威張っていたさくらちゃんに言う。
自分が回したくせに、あたしじゃなくてなぜさくらちゃんが目を回しているのか。
もう…バカとしか言いようがない。
「う、うっさいわ…」
そんなさくらちゃんはすぐに復活し、再び乗り物に乗ることにした。
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アスナ - 自己紹介遅れましたっ アスナです かなり前の小説も読んでいました (2014年5月10日 10時) (レス) id: e368bf5b6c (このIDを非表示/違反報告)
アスナ - ユッピンsの携帯小説超ー面白いです。 (2014年5月10日 10時) (レス) id: e368bf5b6c (このIDを非表示/違反報告)
なふ - 面白いですね^^ (2013年1月30日 20時) (レス) id: cb12dd4432 (このIDを非表示/違反報告)
れい - あっ・・・よろしくお願します!かなり前の小説も全て読みました!面白かったです(^^♪ (2012年11月10日 12時) (レス) id: 0c4cd3b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
れい - すっごくおもしろいです! (2012年11月10日 12時) (レス) id: 0c4cd3b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユッピン♪ | 作者ホームページ:http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=sennkouhanabi
作成日時:2012年3月25日 11時