祝、初大阪！ ページ5
お話を更新するたびに、健人さんが感想をDMで送って下さって、あたしの中の何かが変わった。
どんなに遅くまで、お話の続きを書いてても、朝気持ち良く起きられて、毎日が楽しくて。
面倒くさくて、飽きてた、日々のお弁当作りも、大阪へ行くための節約やと思たら、頑張れた。
コロナが少しでも落ち着いて、非常事態宣言の自粛が解除されたら、絶対、漫才劇場にオトカケを見に行く。
ラニーラニーラニーや、健人さんの個人配信のアーカイブを見ながら、一人勝手に、盛り上がってた。
そんなある日、
〈突然のDM、ごめんなさい！Twitterの検索で、あなたの占いツクールのお話を見つけて、ぜひ、直接やりとりをしたくて、DMしちゃいました。迷惑だったら、ブロックして下さい〉
ななみちゃんから、そんなDMが届いて、なんとなくやりとりを始めた。
お互いにお笑い好きなあたし達は、歳も近く、それから仲良くなって、
"一緒に、漫才劇場に公演を見に行こう！"
なんて、励まし合って自粛期間をなんとか乗り越えた。
やっと夏、オトカケ１thの劇場公演を見るためと、女子会も兼ねて、カモンホテルにお泊まりする予定を立てた。
初めての大阪は、とにかく人がいっぱいで、迷子になりそうやから、地図アプリで検索しながら、なんとかカモンホテルまで、たどり着いた。
チェックインまで少し時間があったから、スーツケースをフロントに預かってもらった。
『すみません、一緒に泊まる予定の友達が、急に予定が入ってしまって、22時過ぎには、二人で、こちらに帰ってこれるんですけど。』
「あ、大丈夫ですよ。その時に声をかけて頂けましたら。」
『ありがとうございます。』
身軽になってわくわくしながら、付近を探険してみる。
ななみちゃんとは、オトカケ前に劇場で待ち合わせしてるから、晩ごはん一人やし、どうしようかな。
ふらふら歩いてたら、急ブレーキをかけた自転車が目の前で、止まった。
「危ない！」
『あ、ごめんなさい！』
あたしを睨むその人って！
眼鏡かけてるし、もちろん私服やけど、
九条さんや！
コウテイの九条ジョーさんや！
やっぱり大阪って、難波って凄い！
九条「ちゃんと前見て、歩いたほうがええよ。」
『あ、はい。すみませんでした。』
慌てて頭を下げるあたしを見て、なんか笑われてる？
九条「気をつけて。」
颯爽と走り去る自転車の後ろ姿を、どきどきしながら、見送った。
これは、ななみちゃんに自慢しよ。
いっつも、前見て歩いてないのん？→←全ては、フィクションです！
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すーゆみ(プロフ) - 朝凪さん» めっちゃ嬉しいです。コメントありがとうございますm(_ _)m只今、現実世界で将来のための最終ミッションのため、更新が中々できていません。お待たせしちゃって、ほんまに申し訳ありませんm(_ _)m (2022年1月11日 7時) (
レス) id: dfaa17b8c0 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪 - 設定やストーリーが素敵で一気に読み進め何度も読み返しています！ 要所要所の言い回しも綺麗でとても好きです。続きが読めるのを楽しみにしています (2022年1月6日 1時) (レス) @page39 id: f50a50fbe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すーゆみ | 作成日時：2021年1月20日 21時
