帰る、前の日 ２ ページ28
「はぁ〜、ほんま暑かったよね〜」
『うん、はぁ〜あっつ〜い』
「ごめ〜んAちゃん、先にシャワーしても、ええかな？」
『うん！どうぞどうぞ、あたしエアコンの温度下げて、涼んどく〜』
冷蔵庫から、冷えたお茶を出す。
「じゃあ、お先に〜」
『はぁい』
ん？ライン？
“もう、ホテルに戻った？”
“今からって、会えへんかな”
“ボク明日休みやから、今夜から空いてるよ”
“九条さん、あたしお会いするつもりは、ありません”
“ごめんなさい”
“ふうん、健人夜中に帰って来てたけど”
“一緒やったの？”
“そんな事、九条さんにお応えする理由がありません”
“理由は、あるよ”
“健人やなくて、ボクと過ごすべきやったから”
“そんな事ありません”
“明日、何時の新幹線やの？”
“答えたく、ないです”
“もう、お返事しませんから、さようなら”
スマホの電源を切って、カバーを閉じた。
風呂あがって、タオルで頭を拭いてたら
九条が帰って来てた。
「健人ぉ」
「ん、なに？」
「昨日あれから、Aを抱いた？」
「はぁ〜？何でそんなん、お前に答えなあかんねん！」
「ふぅ〜ん、まぁええわ。へぇ〜っ、そっかぁ」
「何やねん！」
「や、別にぃ、お疲れっしたぁ」
「別に、疲れてへんわ！」
もう、興味なくなったんか、スマホを操作しながら、階段上がっとる。
ほんまに何やねん！
昨日、A抱いたし、遠距離やけど付き合うてんねん！
って、はっきり言うたったら、良かったんかな
まぁ、そんなん嬉しそうに言うのん、恥ずいし
浮かれてんの、あほみたいやしな
ってか、A今、何してんのやろ
ラインしてみよかな
「あ〜、楽しい時間って、もうほんまに一瞬よね！」
『そうやね〜、はぁ、もう明日帰らなあかんのやんね』
ななみちゃんと、ほろ酔い飲みながら名残りを惜しむ。
「Aちゃん、絶対に、ぜーったいにまた、此処に戻って来ようね」
『戻るって😂」
「マンゲキ通いはもう、あたしの中では必要で必然やから！」
『う〜ん、でもまぁ、貯金せんとね』
「あぁ〜っ😓そうやったぁ！また、お金貯まるまで、長いよ〜」
『ななみちゃんは明石やから、あたしに気ぃ遣わんと、週末、観に来たらええのに…』
「独りで来ても、楽しくないもん！Aちゃんと一緒が、ええんやも〜ん！」
『ありがとう、やけどあたし、中々貯金できへんから、今度はいつになるか…』
「ん、じゃあ独りでも来るけど…」
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すーゆみ(プロフ) - 朝凪さん» めっちゃ嬉しいです。コメントありがとうございますm(_ _)m只今、現実世界で将来のための最終ミッションのため、更新が中々できていません。お待たせしちゃって、ほんまに申し訳ありませんm(_ _)m (2022年1月11日 7時) (
レス) id: dfaa17b8c0 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪 - 設定やストーリーが素敵で一気に読み進め何度も読み返しています！ 要所要所の言い回しも綺麗でとても好きです。続きが読めるのを楽しみにしています (2022年1月6日 1時) (レス) @page39 id: f50a50fbe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すーゆみ | 作成日時：2021年1月20日 21時
