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11day. ページ12

貴方side


生放送をしてから数日後‥‥



なんとなんとT○itter
始めました!!


フォロワーさんは現在50人。



もうこんなにもフォローして下さってる方がいるのか‥‥!


嬉しい。

夕方頃には歌ってみたを投稿する予定。




昔から歌を歌うことが大好きで

よくお父さんとお母さんに歌ってたっけ。





父「Aは歌が上手だなっ!
さすが父さんの子供だ。」



母「そうね、貴方ってば昔カラオケで採点をして高得点ばっかりとってたわね笑」





あの時は楽しかったなあ。

でも、それからは悲しみの日々だった。



父「ごめんな、A。」


A「何で謝るの。お父さんは何も悪くない。
悪いのは‥‥この病気のせい。」




「もってあと2週間です。
私達もできるだけ最善をつくします。」




その言葉がずっと頭に響いた。


お父さんと一緒に過ごしている間も
その言葉が浮かぶ。



あと、10日。



あと、7日。


あと、3日。



日に日に元気がなくなっていく姿を見ているのがとても辛かった。



余命だから本当に2週間生きれるかも分からない。



カレンダーを見る度
どんどん胸が苦しくなって。



お父さんとお母さんに気づかれないように

声を出さずに泣いた。



何でお父さんなの?


お父さんが何をしたっていうの?




何度もその疑問を考えたって
答えは見つかるはずもなく。



ただ、運が悪かったと言うしかできないのかもしれないな。



余命の通りなら
今日で2週間目。



1分でも、1秒でも長く一緒に過ごしていたい。



父「A、俺はもう長くないんだろ?
だから、今のうちに母さんとAに伝えておきたいことがある。」



お母さんも私も涙をこぼしながら
お父さんの話に耳を傾けた。



父「まずは、母さん。
今まで世話になったな。ありがとう。母さんと結婚できて俺は幸せ者だ。
ここまでずっと側にいてくれて本当にありがとな。」




父「次に、A。
Aを初めて抱っこしたとき、
壊れてしまいそうで怖かったのを今でも覚えてる。
昔は病弱でしょっちゅう病院に行ってたのに、
もうこんなに大きくなったんだな。
父さんと母さんの自慢の娘だ。
俺達のもとに生まれてきてくれてありがとう。」



父「なんか、こういうのって恥ずかしいな笑
これが父さんの精一杯の気持ちだ。」



私も、お母さんもお父さんに抱きついた。

だんだんと
お父さんの指先が冷たくなっていく。



A「お父さんっ!」




ピー

コール音が響いた。

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作者名:宗架 | 作成日時:2015年10月11日 23時

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