91話 ページ46
■次の日■
月龍「……なんか、緊張するな…!!見ろ、雫。たい焼きが…!!」
雫「うん、あるねー」
コイツ、食べ物ばっか見てないで服屋さん探せよ……ったく…
月龍「あんなにたくさん…!!おい!あっちにはどら焼きが…!!」
雫「ちょっと煩い。いい店探してんだから黙ってて」
月龍「なあなあ、後から食べに行かないか?餡蜜も団子も食べてみたい。あと……」
雫「だーっ!!分かったから!!」
初めて里を出歩くのは知ってるけどさ、こんなことになるなんて……!!
「……雫?」
雫「え?……サクラ?」
サクラ「奇遇ね!そっちは…月龍さん?」
月龍「ああ」
雫「こんなところでどうしたの?」
サクラ「お使いよ。休みなら行って来いって」
雫「へー」
サクラ「雫は?」
雫「月龍の服選び」
サクラ「そうなのね。月龍さん、顔はいいのに着てるものがアレだもんね…」
月龍「(着てるものがアレ…((ズ-ン)」
雫「あはは……」
サクラ「あ、もう一軒行かなきゃいけないから行くわね。じゃ、またね!」
雫「うん、またね」
月龍「……((ジ-」
雫「ん、どうしたの?」
月龍「あそこ、行きたい」
……着物のお店か。着流しとかだったら着やすいよね
雫「いいよ、行こっか」
月龍「ああ」
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作者名:yumiku | 作成日時:2017年7月2日 23時