８１話 ページ35
雫「…ん……」
…どこだろ、ここ……
月龍は…？
月龍「起きたか、雫」
雫「…あれ？実体化して……」
月龍「…ま、色々あったからな。説明も兼ねて」
雫「…そう……」
月龍「すまなかった、暴走して…」
雫「戻って来てくれたじゃんか。それだけでいいよ」
月龍「…そうだ、あいつらを呼んでこないとな。少し待ってろ」
雫「うん…」
…ここ、タズナさんの家か……どのくらい寝てたんだろう…
白君や再不斬さんは無事かな…？
月龍「連れて来たぞ」
月龍の後ろにはカカシ先生と、７班の３人。白君と再不斬さんはいなかった。
多分、月龍が気遣って連れてこなかったんだと思う。
カカシ「体調は良くなったか？」
雫「はい。すいません、心配かけて…」
ナルト「心配かけてこその仲間だってばよ！！気にすんなよ！」
雫「ナルト……うん、ありがと」
カカシ「…じゃ、まずは説明からお願いしようかな」
雫「…僕は昔に滅びた月華一族の末裔です」
サスケ「…月華？」
雫「月華一族は全一族の中で最強と呼ばれていました。チャクラが多く、自分の性質以外の術も使えて瞳術を持っています」
サクラ「瞳術…もうしかして、最初にザブザと闘った時の…？」
雫「見えてたの？」
月龍「見えてないと思ったのかよ」
雫「…((ﾄﾞｽｯ」
月龍「いでっ！！？」
雫「コホン…月華の瞳術は３種類あります。月影眼、星影眼、月華星影眼…僕が使えるのは、月影眼と星影眼だけですが」
カカシ「…(この年で、２つも…)」
雫「あと、月華一族だけに伝わる月遁もあります……他には…月龍の説明ですね」
月龍「ああ。オレは月華で受け継がれてきた尾獣だ。主な役割はオレを宿す人柱力を守ることと、オレ以外の尾獣を抑えることだな」
カカシ「尾獣を抑える？」
雫「…あの橋で闘った時、サクラは僕がお腹を抑えてたの見たよね？」
サクラ「…あ、そういえば……急にうずくまって…」
雫「…あの時、暴れ出しそうになった他の尾獣に共鳴したんです。例えるなら…警告みたいなものです。僕のお腹は月龍の住処といっても過言ではない」
月龍「他の尾獣が暴れれば、その尾獣を沈めろと警告のように雫の腹が痛くなる。痛みが強ければ強いほど、その尾獣が危険だということだ」
カカシ「(ナルトの九尾に共鳴したということか…)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yumiku | 作成日時：2017年7月2日 23時
