６７話 ページ20
雫「カカシ先生を運んで、月夜(ﾂｸﾖ)」
月夜「…僕、雫以外運びたくない」
雫「…お願いだから」
月夜「……はぁ、分かったよ…」
サクラ「す、すっごーい！！雫、口寄せ使えるのね！！」
雫「…他の人達には、内緒だよ？」
サスケ「…何故だ？」
雫「…手の内、あんまり明かしたくないし」
サスケ「…そうか」
■森の奥■
あの後、タズナさんの家まで運んでから嘘ついて再不斬さんを探しに来ています。
雫「…多分、この辺なんだけど……どう？月夜」
月夜「…同じ匂い、ここから……あ、アレじゃない？」
雫「本当だ。おーい！！」
「！！…本当に来たんですね」
再不斬「…何しに来やがった」
雫「ゲ、もう復活してる……えーと…僕が使った術、ちゃんと解かないといけないんで…」
「？…どういう……？」
雫「最初に蹴り飛ばしたとき、術を使ってまして……その術、ちゃんと解かないと月の光に当たると苦しむという特典付きという…」
再不斬「…何故、治しに来た？」
雫「んー、なんででしょうかね？……同じ、悪の道を歩いているから？」
「え？」
雫「ま、そこは置いておいて……手当てしますね。ついでに首も」
「…ありがとうございます」
雫「いえ、僕が悪いので…」
再不斬「…お前、甘いな」
雫「え？」
再不斬「敵のこと治しに来るなんて、よっぽどのバカじゃなきゃやらねェよ」
…今、コイツ……僕のこと、バカって言った！？
《…いや、本当のことだろ》
…お前、マジ覚えとけよ…
雫「僕、一度助けたいと思ったら絶対助けるから。再不斬さんはその対象に入っただけ。あと、そこの子も」
「…ボ、ボクも？」
雫「うん、そうだよ？…あ、蹴ったとこ治りましたよ」
再不斬「…おう」
雫「あ、そうだ。あなた、名前は？」
「…白です」
雫「白…くん？」
白「ボクのこと、男だってわかるんですか？」
雫「…まあ。よし、おしまいっと…。怪しまれる前に帰りますね」
…月夜の機嫌直してくるって言って来ちゃったし……
再不斬「…ありがとな」
雫「！！…はいっ！((ﾆｺ」
ーーー
●口寄せ獣●
月夜(ﾂｸﾖ)
・雫の口寄せ獣。
・基本、雫以外はどうでもいい。
・月龍のことは知ってる。
・見た目は文ストの月下獣のような姿。
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作者名：yumiku | 作成日時：2017年7月2日 23時
