62話 ページ15
再不斬「クク……しかし、やるじゃねェーか!あの時すでに…オレの“水分身の塾”はコピーされてたって訳か…分身の方に“いかにもらしい”セリフをしゃべらせることで…オレの注意を完全に“そっち”に引きつけ、本体は“霧隠れ”で隠れてオレの動きをうかがってたって寸法か」
カカシ「………」
再不斬「けどな…オレも、そう甘かぁねーんだよ」
カカシ「!!」
ナルト「!そいつも水分身ー!!?」
雫「先生!!」
あっちの方には…!
《チャクラ入りの水か…》
再不斬「フン…バカが」
カカシ「!!!なに!?」
再不斬「ククク…ハマったな。脱出不可能の特製牢獄だ!!お前に動かれるとやりにくいんでな…さてと…カカシ、お前との決着は後回しだ…まずは、アイツらを片付けさせてもらうぜ」
再不斬「ククッ…偉そーに額当てまでして忍者気どりか…だがな、本当の“忍者”ってのはいくつもの死線を越えた者のことをいうんだよ。つまり…オレ様の手配帳にのる程度になって、初めて忍者と呼べる……お前らみたいなのは忍者とは呼ばねェ…」
ナルト「!!」
ドカ!!
サクラ「ナルトォ!!」
再不斬「ただのガキだ」
カカシ「ぐっ!お前らァ!!タズナさんを連れて早く逃げるんだ!!コイツとやっても勝ち目はない!!オレをこの水牢に閉じこめている限り、こいつはここから動けない!水分身も本体からある程度離れれば使えないハズだ!!とにかく今は逃げろ!」
雫「逃げません!!」
カカシ「雫!?お前が、一番の実力者だ!!お前が先導して逃げろ!」
雫「逃げ帰ったとして、火影様になんて言うんですか!?子供みたいに言い訳するんですか!?そんなの忍者とは言わない!!……決めたんです!!誰かを守れる人になるって!!もう、誰かを理由に逃げたりしない!!」
ナルト「うおおおお!!!((ダッ!」
雫「え!?」
カカシ「バ…バカ、よせ!」
サスケ「あいつ…」
サクラ「あ!ナルトォ!!何考えてんのよ!」
再不斬「フン…バカが」
ドカ!!
サクラ「一人で突っ込んで何考えてんのよ!いくらいきがったって、下忍の私達に勝ち目なんてあるわけ…!!」
ナルト「おい…そこのマユ無し」
再不斬「…((ピク」
ナルト「…お前の手配帳に新しくのせとけ!いずれ、木ノ葉隠れの火影になる男……木ノ葉流“忍者”!うずまきナルトってな!!」
雫「…僕が引きつけるから、作戦立てて」
ナルト「分かったってばよ!」
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作者名:yumiku | 作成日時:2017年7月2日 23時