147.鍵の在処 ページ47
〜ウニョクside〜
EH『やばい、遅くなった。』
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
急に約束を取り付けたから、舞い上がっていたけど…
散らかったリビングを見て、一気に現実に引き戻された。
EH『ヤー、ドンへ!荷物片付けろ!』
ドンへを巻き込んで、一通り荷物をまとめた。
そうしているうちに、ちらほらと仕事を終えたメンバーが帰ってきて。
宿舎に招待する訳だから、トゥギヒョンにまず報告をした。
LT『そっか。うん、分かった。俺も逢いたかったし、お礼言いたかったから。いいよ?』
許可を得るより先に、約束を取り付けてしまったから。
きつい言葉も覚悟していたけど、ヒョンはいつものように優しく笑って俺の髪をクシャクシャと掻き乱して。
LT『良かったな、ヒョク。』
えくぼを浮かべて、ニカっと笑った。いつもと何ら変わらない絡みだったけど、ヒョンの一言が深い意味を持っているような気がして。
EH『ヒョン、ありがと。』
普段なら、髪を乱されるのを嫌ってすぐ傍を離れるけど。今日ばかりは、ヒョンを抱きしめていた。
LT『あれっ?珍しい…ヒョクが甘えてる。ヒャッヒャッヒャッ。』
照れを誤魔化しながら、2人で抱き合って。
ドンへが割り込んできて、やっと離れた。
それから、皆に茶化されながら買い出しに行って準備をしているうちに時間はあっという間に過ぎていって。いつも準備をしていれるリョウクが帰りが遅いと言うから、慣れないメンバーばかりで時間がかかってしまった。
気付けば、もう待ち合わせの時間になっていて。
買ってきたものをとりあえず宿舎に運んで、ヒョン達に声をかける。
EH『じゃあ、迎えに行ってくる!』
LT『あぁ、気を付けてな。』
EH『ありがと!って、あれ?車の鍵知らない?』
KI『知らねーぞ?さっきまで使ってたからお前持ってるんじゃねぇの?』
EH『いや…俺、荷物運んだから。鍵、誰かに渡したんだけど…。』
DH『これだろ?』
焦って、自分の行動を思い返してみても鍵の在処が思い出せなくて。
頭を悩ませていたら、目の前には俺の鍵!
後ろを振り返れば、どや顔で立っているドンへが居て。
EH『おぅ、ありがと。行ってくる。』
そう言って、鍵を受け取ろうと思ったのに。目の前の鍵はスッと消えて。
DH『ん、行こっ!じゃ、ヒョン達!行ってくる!』
言葉を返す前に、背中を押されて玄関から外に身体を押し出されていた。
DH『俺も行くって言ってたろ?』
172人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SuperJunior」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん(プロフ) - 楽しみ(≧∇≦) (2016年5月22日 6時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - りんさん» 早速、ありがとうございます。作者ながら…やっと!という感じです。 (2016年4月30日 0時) (レス) id: b12646fcc9 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - よいよ動き出す運命(≧∇≦) (2016年4月30日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!夢のような展開になってきました。笑妄想が止まらず、初めて小説を書き始めたんですが、書き進めていくには想像力が乏しかったようで、とてもマイペースな更新ですいません。頑張って妄想を膨らましますので、どうかお付き合いください。 (2016年4月26日 20時) (レス) id: 60c9990c07 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - わたしは、ヒョクに恋してる…ジョンヨンは、わたしに?…(≧∇≦) (2016年4月26日 20時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yumika0404 | 作成日時:2016年4月6日 20時