スカイピースとのリア充な生活 (ページ30)

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酔い　テオじんページ30

A目線

A「ただいま～。」

仕事から帰ってきてスカイハウスに入る。

すると､いつもならある二人の返事が聞こえない。

･･･まさか。

リビングに入るとプーンと漂うお酒の匂い。

そこに､ソファーにねっころがりながら寝ているテオくんと
床に丸まって寝ているじんたんが。

やっぱり。返事が返ってこないときは
大体こんなだから想像はついていた。

けど､予想以上に飲んでいるよう。

テーブルには軽く5.6本のお酒が雑に置かれてる。

これは､強敵だぞ～！

A「じんたん､テオくん！！起きて！！」

思いっきり怒鳴る。

じんたんはすくっと起き上がったが酔っているようで

じん「A～お帰り～。」

と言いながら抱きついてきた。

･･･ダメだ､こりゃ。

A「お帰り～じゃないよ。飲み過ぎ！」

そう言っても抱きついているだけ。

じんたんを諦め､テオくんに向かって言う。

A「テオくん､起きて！！帰らないと！！」

すると､目をうすーく開いた。

テオ「今日は､泊まるんだよ？」

A「だとしても､こんな所で寝たら風邪引いちゃうよ！」

テオくんはソファーで何も掛けてないし
じんたんは抱きついたままだし。

じん「らいじょーぶ！」

いや､呂律回ってないしそんな寝ぼけた声で言われても。

やっぱり､じんたんが邪魔だな。

私が必死にじんたんを引きはなそうとしていると
急に後ろから手が伸びてきた。

A「きゃっ！！」

思わず､バランスを崩しテオくんの方に倒れ混んでしまう。

私とじんたんがテオくんに抱きついている形になってしまった。

テオ「こうやって､くっついて寝れば寒くないでしょ？」

テオくんの手が私を抱き締める。

いやいや､何を言ってるんだ。

A「何､いってんの！？」

必死に､起き上がろうとしたが
酔ってるくせに力だけは強くて全然起き上がれない。

それにプラスでじんたんも抱きしめてきた。

まもなくして聞こえる､規則正しい寝息。

･･･もう､ダメだ。

私は諦めて､二人のあったかさに包まれながら眠りについた。