第10話 自己紹介 ページ10
皆さんが自己紹介してくれる
「あ、じゃあ、俺から行きます。
平野紫耀、だいたい前線にいます!」
「永瀬廉、攻撃魔法担当。あと、コイツらほっとくとボケ倒すんで、話を進行させるのも俺の役目」
「高橋海人です!絵を描くのが得意です。武器…武器?装備?は、ペンとスケッチブック!」
「岸優太っす。ナイフ全般使えるけど…投げるより接近戦の方が得意かな。結構、筋肉あります」
そう言って、服をめくって腹筋をチラリと見せる
「岸くん、それセクハラ!あ、岩橋玄樹です。回復魔法と補助魔法担当」
Aちゃんの怪我を治したのは玄樹だよ、と平野さんが言うと、ニコッと微笑む
可愛い
そうだ、怪我してたんだ。怠い感じはするけど、もう全然痛くない
「紫耀と岸くんが連れて来た時は、酷い怪我でビックリしたよ。女の子の体に傷が残っちゃいけないと思って念入りに回復魔法を掛けといた」
そうだったんだ…感謝しかない
……ってゆーか、魔法……
ここに来るまでの間は、これが夢なのが前提で聞いていたから、変な獣も出てくるし、魔法があっても違和感を感じなくて、随分とファンタジーな夢だなぁとしか思ってなかったのだけど
永瀬さんといい岩橋さんといい、当然のように魔法って………
しばらく自分の世界に入り込んでいたら、目の前で手が振られている。
おーい大丈夫〜?戻っておいで?って、高橋さんが
ああ、皆さんが自己紹介してくれてるんだった!
再び姿勢を正す
「玄樹、真剣だったよね。俺は神宮寺勇太。ジンって呼んで。拳と蹴りで敵を倒してます。困ったことがあったら何でも相談してね」
パチリとウインク
「うわ、チャラ宮寺でた!」
ドッと笑いが起きる
仲良いんだなぁ
「ねぇ、Aちゃんのこと知りたい!名前はここに運ばれて来た時に紫耀と岸くんから聞いたんだけど、どこから来たのかとか、いろいろ」
高橋さんが言った
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作者名:レイ☆ | 作成日時:2019年10月10日 23時