玄樹ルート【 1 】─ 1 ページ31
さて
回復魔法が使えるようになったわけだけど
他にも習得した方がいいだろうって事で、特訓を受けることになりました
先生はもちろん
「はーい!始めるよ」
玄樹くんです
並ぶと女子でいる自信がなくなるほど、
今日も可愛いです
「今日はバリアをやります。これは出来ておいた方がいいと思う」
『これが出来たら、皆の負担を減らせる!』
「まぁ、俺も含めてみんな全力でAちゃんを守るけど、この前みたいな事が今後も無いとは言いきれないからね」
皆の気持ちは嬉しいけど、自立しなきゃね
頑張ろう!
「まず、魔法の発動のさせ方はいろいろあって、俺はこの短い杖を使ってる。廉は手から直接出すんだけど、グローブで魔力を増幅させてるの」
『私も何か装備があった方がいい?』
「昨日は何もなくても出来てたから、とりあえずこのまま行こう」
『はーい!』
「じゃ、手を前にかざして。目の前に等身大よりちょっと大きな壁が出来るイメージをしてね」
昨日みたいに手が温かくなる
……けど、何も起こらない
「キッカケみたいなものがあると発動させやすいの。発動させたいものに名前を付けたり、強力な魔法の時は詠唱を唱えたりとか」
『うわぁ……カッコイイ』
「複雑にすると覚えておくのが大変だから、簡単な方がいいよ」
『あー、そしたら、壁を出すイメージだから"ウォール"とか?』
「そうそう、いいね」
『やってみる』
手を前にかざして、意識を集中
『ウォール!』
────ヒュン
目の前にうっすらピンク色の壁が出来ている
『できた!玄樹くん出来たよ!』
「すごい、やったね!」
ハイタッチして二人で喜んだ
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作者名:レイ☆ | 作成日時:2019年10月10日 23時