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神宮寺ルート【 1 】─ 1 ページ48

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──── 痛い




地味に痛い







さっき出た魔物が
コウモリみたいなやつで
予測できない飛び方をしてたのね


あっと思った時には逃げるのには遅くてバリアを張るにも間に合わなくて、羽に煽られて見事に転んだ

噛まれるのを避けられただけでも
良かったかも


左足首やっちゃったかなぁと思ったけど、
普通に歩けたので大丈夫そう







………だと思ったんだけど







──── 痛い






足を引き摺らないように、何でもない顔をして歩く

休憩の時はしっかり休むものの、捻挫したらしい箇所も必然的に酷使しながら歩くわけで、
まぁ悪化するよね

夜まで保ってくれますように




魔法で治せばいいじゃないかって?



それもしたくない理由があるの…………









「ねぇ、休憩しなーい?」

ジンくんが休もうって言うのは珍しい

「なんかあった?」と皆に聞かれて、
疲れたからって


そんな疲れたように見えないけど?


でも、正直ありがたい
足首の痛みは増していて、平気なフリして歩くのも辛くなってきた
少しでも休みたい



「Aちゃん、ちょっと付き合って」

う〜〜休みたいのに

座ろうとしたところでジンくんからお呼び出し


気力を振り絞って後をついていく





────────





皆から見えないところまで来た

「ここ、座って」

平らな石の上を指定される


『───??』

「左足、見せて」



…………これバレてるパターン?



『……なんもないよ?』

「うん、見せて」

笑顔だけど目が笑ってないぃぃぃ



観念してそっと靴を脱いで見てみると
足首が紫色に腫れている

「言ってくれれば良かったのに」

『平気だと思ったんだもん』

「こんなに腫れてるのに?」


目の前にしゃがんで、
人差し指で腫れてるところを突く

『っった!』

「はい、治して。俺がやってあげたいけど、薬草の湿布とか使うより魔法の方が早いから」

『んー……なんとか夕方まで行け「ないからね、この足で無理して欲しくないの」』


うぐぐっ





.

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設定タグ:King&Prince , 異世界 , ファンタジー   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:レイ☆ | 作成日時:2019年10月10日 23時

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