第27話 実戦 ページ35
目の前には3頭の魔物
私が1人で森にいた時に襲ってきた狼っぽいの
「これ、練習だからね。皆、ギリギリまで手を出しちゃダメだよ」
バリアを張る魔法を使えるようになったので、
実践です
こ、怖いなぁ………
そんな顔でこっち見ないで欲しい
怖いけど……集中しなきゃ
─────来た!
ザシュッ!
………………あれ??
「おいこら、ゴリラ」
「紫耀、ダメっつったじゃん!」
「あ、ごめん、情報社会で切っちゃった。ってゆーか、ゴリラ呼びやめろ」
「条件反射、な」
「Aちゃん、頑張って〜!」
「行けるぞー!」
………………気を取り直して
残り2頭
どっちが来る?
ガオォォォッ
唸り声に体が震える
─────ヒュン
しまった薄い、割れる!
ザシュッ
「っぶねー!!」
『岸くん、ありがとう』
「おう!フォローは任せろ!」
危なかった
「大丈夫、落ち着いて。怖がったり不安になったらイメージが薄くなって壁の強度が落ちるよ」
『はい!』
残り1頭
ここで成功させたい
─────ヒュン
バシン!
キャイィンッ
壁に弾かれた狼が悲鳴をあげる
「お、出来たじゃん」
壁に弾かれた狼に拳を叩き込んで、ジンくんが笑う
『ありがとう、皆のおかげでなんとか!』
「Aちゃん、すごーい!カッコイイ!」
『海人くん、ありがとっ』
「あんまり教えるまでもなく、ほぼ出来てたんだよね。安定して発動させる練習をしたくらい」
『いやいや、師匠のおかげです』
第28話 見えたもの→←玄樹ルート【 1 】玄樹side─2
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作者名:レイ☆ | 作成日時:2019年10月10日 23時