弟子* 10 ページ10
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「「 失礼しましたー、」」
職員室から出て3人並んで廊下を歩く。
Aちゃん、俺、しげの順番。
しげはまだときめき中なのか若干いつもより頬が赤い気がする。
「 大丈夫? 」
「 あかん、ちょっと炭酸飲んでスカッとしたい。自販行く。」
そう言って廊下の隅にある自販機へフラフラと向かうしげ。
ポケットからお金を出し、迷いなくソーダを選んだ。
俺も昼休憩用のと今飲む用の苺ミルク買っとこっと。
「 神ちゃんほんま苺ミルク好きやなぁ。」
「 変? 」
「 いや、ええと思うで。」
しげはそう言ってわざとらしく「ぷはー」と俺の横で喉を鳴らした。
いや、変だよな。基本いつもいつでも苺ミルク持ってるし、俺。
そろそろ苺ミルクから卒業しないとな、って考えながら苺ミルクを飲んだ。
「 それよりAちゃんイケメンすぎ!なにあれ! 」
「 え、いやそんなことないです。」
「 Aちゃんになら嫁いでもいい。」
「 重岡くんにはきっともっといい人がいますよ。」
「 ああもう振り方もかっこいい! 」
あ、ダメだ、あいつもうAちゃんに落ちてる。
Aちゃんも若干戸惑ってる。
しかもしげ、嫁ぐって完璧女子目線やん。
そんな2人の様子を苺ミルク飲みながら聞いていると
Aちゃんは「神山くん〜」と困ったような表情を見せながら俺の方に寄ってきた。
「 重岡くんがなんか、なんか変です! 」
「 安心し、あいつ元からやから。」
「 ひどない!? 」
だいぶ正論だと思うけど。
そう言ったら確実にしげが拗ねるからそれは飲み込んでおいた。
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プシュケ(プロフ) - 智花さん» ありがとうございます!(;_;)最後まで読んでくださって嬉しい限りです。最後の最後で立場が逆転する二人が書きたくて書いたお話でした(笑)嬉しい言葉をたくさんありがとうございます、これからもよろしくお願いいたします! (2017年3月26日 18時) (レス) id: fc4e3bc784 (このIDを非表示/違反報告)
プシュケ(プロフ) - オレンジさん» 私たちみたいですねじゃないです、私たちです。断言しましょう。大好きなお友達であり敬愛して止まない師匠からのお褒めの言葉を胸に刻んでこれからも日々精進していきたいと思います。意味わかんないって?めちゃくちゃ嬉しかったってことだよ!ありがとう!!(;_;) (2017年3月26日 18時) (レス) id: fc4e3bc784 (このIDを非表示/違反報告)
智花 - 完結おめでとうございますッ!始まった時から ファンでした!!このお話 終わっちゃったの寂しいです。。。ぜひぜひ続編待ってますね!師匠の神ちゃんか っこよすぎるし、弟子の主人公可愛すぎます!!めっちゃ読んでて楽しかったです!!!!これからもファンです!! (2017年3月23日 18時) (レス) id: b40a8f73c9 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - 完結おめでとうございます。師匠と弟子から始まる関係、まるで私たちみたいですね(?)可愛くて、笑っちゃうしほっこりするし、なんだか幸せなお話で大好きです!ぷーしゅか大好きです!素敵なお話をありがとう! (2017年3月21日 3時) (レス) id: 0a77c14ca4 (このIDを非表示/違反報告)
プシュケ(プロフ) - 智花さん» こんにちは!今日更新させていただきました、秒で飛んできていただけましたか?(笑)嬉しい言葉をいっぱいいっぱいありがとうございます!ただごめんなさい、神ではないです(;_;)これからも一生懸命頑張りますね、ありがとうございます! (2017年2月25日 23時) (レス) id: fc4e3bc784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プシュケ | 作成日時:2016年8月20日 17時