弟子ができました(緑)

弟子* １６ ページ16

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放課後、机を引っ付けて3人で会議。

これまで色々改善点を見つけて改善させてきたつもり。

行動が男前なところを直す、ポーチを持ってくること、料理を頑張ること。

でもまだいまいち女子力が高くなった気はしない。

多分原因は行動が男前なところを直せてないからだと思うけど。





「 そもそも女子力って何なん。美味しいん？ 」


「 なんか原点がわからなくなってきましたよね。」





そもそもの話がわからなくなってきた。

女子力ってなんなんだろうか。

もうわからない。難しい。





「 もういっそのこと外見変えてみたら？ 」


「 どうやって変えるんですか。」




外見を変えるって難しい話だ。

メイクして変える？いや、学校は一応メイクしてきたら駄目だし。

顔を変えるのは無理だし。





「 ...Aちゃん、あのさ、髪型変えてみたら？ 」


「 神ちゃんナァイスアイディィア！！ 」





しげがうるさい。

横でキンキン声で叫ばないでほしい。


Aちゃん、いつもボブとセミロングの間くらいの長さの髪を何のアレンジもなしに

ストレートで下ろしてるだけだしたまには変えてみたら良いんじゃないかなって。

いつも同じ髪型でもいいけどたまには違う髪型してみるのも有りだと思う。

なんか女子力高そうに見えるし。





「 髪の毛巻くとかさ。」


「 ヘアアイロン、持ってなくて。髪を結ぶのも下手でして...。」


「 あー、そっかぁ。言っといて申し訳ないけど俺も持ってないねん。」





ヘアアイロンはさすがに持ってない。

母さんも妹も持ってないから貸してあげることもできない。

仕方ない、ヘアアイロンは諦めよう。





「 諸君、諦めるのはまだ早い！ 」





ガタッと席から立ち上がりなんか言い出した。

俺もAちゃんもしげのテンションについて行けずぽかーんって感じ。





「 俺に任せろ！ 」





不安。









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