喘息の中での試合13 ページ14
廉side
和也先生から借りた聴診器で胸の音を聞こうとするも、Aは嫌がる。
全く。どこにそんな力あんの。さっきまで泳いで、喘息も出てるのにね。
二宮｢ねー、Aちゃん。廉から聞いてたけど、今日県総体だっけ？どうだった？？？｣
俺が困ってると、和也先生がフォローしてくれる。紫耀にぃを探しても、ベッドの空きとか探してたから助けがいなかった。
玄樹にぃもこの際点滴をササッと入れるようだ。
A｢…ﾋｯｸ……関東大会に進めたよ…ｯ。｣
和也｢えー！良かったじゃん。凄いね！！｣
話している間に玄樹にぃが点滴を入れる。
A｢…や、やだ！…ｯ！！ｳｯ…ｳﾜｱｱｧｧ!｣
｢あー、もう終わるから。｣
紫耀｢また、今日は偉い元気やね。
あ、聴診器持ってきたけど…。｣
和也先生に借りていた聴診器は返し、紫耀にぃが持って来てくれた自分のものを使う。
玄樹｢もう終わったよ。すみません、和也先生ありがとうございます。｣
二宮｢いいよ。これも小児科医の仕事だからね。
痛かったねー。よく頑張ったよ。｣
小児科部長なのに、こうして現場に来て手伝って、役職が付いても変わらず患者にもスタッフにも優しい。
二宮｢もう、俺はお邪魔かな？笑
では、Aちゃんまたね。｣
A｢ｯ…バイバイ。｣
泣きながらもお別れする姿に和也先生もニッコリ。
紫耀｢さて、廉。聴診よろしく。玄樹にぃは点滴してその片付けしてるから。
A、点滴頑張ってんから、これも頑張れるよな？｣
｢ごめんけど、服めくるな？｣
いつもは服の上から聞くけど、さすがに今はしっかり聞いておきたい。
年頃だし、嫌がるけどね。
A｢…ｯ。…嫌だ。｣
紫耀｢ほら、すぐだから。
A、静かにな。廉がAの胸の音聞こえないから。｣
若干強引に進める。早くしてあげた方がいいよ。
廉｢酷くなってるな。もう1回ネブライザーしよ。喘鳴がかなり酷いから。｣
救急看護師が準備してくれて、持ってきたのが玄樹にぃ。
玄樹｢お待たせ。
ゆっくりモクモク吸おうね。｣
紫耀｢今日もこのままお泊まりパターンだね。｣
そう言うと、Aに聞こえたみたいで、目に涙を溜めていく。
｢なんで言ったん？泣いたやんかー。｣
その後、2,3日入院となったがすぐ退院でき自宅で経過観察となった。
泣く日が多かったけど、喘息も治まりなにより。
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yumia(プロフ) - ふーさん» 本当ですか！？嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年7月19日 23時) (
レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
yumia(プロフ) - ことみさん» 頑張ろう！ (2020年7月19日 23時) (レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ふー - リクエストのお話とても良かったです！歯医者さんの先生方もイメージ通りでした！またリクエストさせていただきますね(^^)これからも応援してます。就活など頑張ってください！ (2020年7月19日 3時) (レス) id: 1a3f03aa90 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - お久しぶりです！いえいえ。ゆっくりで大丈夫ですよ。私も受験生なのでなかなかこれませんが落ち着いたらまた見に来ます！応援しています！お互い頑張りましょう！( ＾∀＾) (2020年7月14日 23時) (レス) id: 92e66fbdf7 (このIDを非表示/違反報告)
yumia(プロフ) - ことみさん» ことみさんもお気をつけ下さいね！更新は少し遅くなりそうです。すみません。また、皆さんにお会いできるよう今後とも頑張りますので、よろしくお願い致します！ (2020年6月30日 23時) (レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yumia | 作成日時：2019年11月4日 0時
