検索窓
今日:1 hit、昨日:39 hit、合計:330,579 hit

最後の日4 ページ21

山田side

コンコン

「はい。」

?「失礼します。遅くなりました!」

「玄樹先生。」

走ってきた様子の玄樹は、すぐさまAを見た。

玄樹「もう大丈夫!お兄ちゃんが付いてるから。
…どうですか?母は。」

「まだ分からない。でも、危険なのは事実。」

玄樹も分かっていた様子だった。


A「…Aのせいだ。」

玄樹「えっ?」

A「Aがダメだから…。」

良く話を聞けば、久しぶりの外出ではしゃいだAちゃんは、お母さんを走らせたと。

でも、紫耀がいるからそんなことは起きないでしょ。お母さんの体のことは分かってるし、絶対走らせないと思う。

玄樹「Aは悪くないよ。」

「今、先生達が頑張ってるから。信じてあげよう。」





紫耀side

俺が母さんのところに向かった時には、モニターのアラームが鳴り響き、危険な状態だった。

ッ!!

「母さん……。」

櫻井「紫耀!
お前は下がれ。」

「…ま、待ってください!俺は出来ます。」

櫻井「無理だ。
冷静に対応しなくては、助かる命も助からない。」

山下「ここは一旦任せて。」

「じゃあ…。せめて、ここで見守らせてください。」

これも聞いて貰えないと思った。
だけど、それだけは許可を出してくれた。その理由は簡単。

もう助かる希望の光が見えなくなってるから。





そして、病院に到着して60分が経とうとした時。

山下「…櫻井先生。」

モニターには、いつまでたっても、一直線。
先生方が交代しながら、心臓マッサージをしている。

櫻井「……家族全員いる?」

看護師「はい。外でお待ちです。」

櫻井「呼んで。」

そして、A以外の俺たち家族が呼び出された。





玄樹side

母さんのことが気になるけど、今は不安なAを落ち着かせることが先だ!

何かあれば、すぐ連絡は来るだろう。
涼介先生も母さんの所へ言ってきてもいいと言ってくれたけど、大事な妹を置いてはいけない。

「涼介先生。
母には、紫耀を含め他の兄弟がいます。だけど、俺がここを離れたらAには誰もいなくなります。」

山田「分かったよ。」

そして、なんとか呼吸も落ち着きを戻したA。

すると…。



コンコン

看護師「失礼します。…玄樹先生。少しよろしいですか?」

救急看護師の雰囲気と俺が呼び出されたことから察知した。
それは、山田先生も。



恐らく、最後の日がやってきたのだと。

最後の日5→←最後の日3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (107 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
412人がお気に入り
設定タグ:King&Prince , 平野紫耀 , 医者
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ことみ - 分かりました!次回は移行後ですね!!楽しみにして待っています!!頑張って下さい! (2019年11月1日 21時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
yumia(プロフ) - ことみさん» いえいえ^^*次回は移行後になります!これからもよろしくお願いします!! (2019年10月29日 23時) (レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 更新ありがとうございます!!お話読ませていただきました!とても面白かったです!これからも頑張って下さい! (2019年10月28日 20時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
yumia(プロフ) - ことみさん» ありがとうございます!本日更新しますね!そろそろ移行も考えております。今後もよろしくお願いします!! (2019年10月26日 21時) (レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 私はこの小説がお気に入りです!続きが気になるので更新お願いします!これからも頑張って下さい! (2019年10月25日 23時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yumia | 作成日時:2019年5月8日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。