episode4 ページ6
｢なっお前っ、Aか！？｣
ゼン殿下の驚いた声と開かれた目に先程まで剣を向けていた2人も警戒をといたようだ。
『流石に成長したね、ゼン坊。9年……いや、10年ぶりかい？』
そう肩を竦めて言うと、顔を俯かせゼン殿下がこちらに歩いてくる。
そして、
｢おーまーえーなぁ！今までどこにいた！何が10年ぶりかい？だ！｣
そのまま肩を掴まれてしまった。
地味に痛いからやめておくれよ。
｢ゼン殿下……その方は？｣
後から来た男女の、男の方がそう言ったのをいいことにゼン殿下の手から逃れる。
『はは、紛らわしいことをしてすまないね、私はA・ティファニー。陛下直属の調音技師だよ。そちらは？』
｢ゼン殿下の側役、ミツヒデと申します。先のご無礼お許しください。｣
陛下直属のという言葉に驚いたのか男は膝をおった。
ああ、そう言えばそんな名前も耳にしたようなしなかったような。
『気にしないで、元はと言えば私が悪いんだから。それと……あなたは木々嬢ね、ご無沙汰しております。』
そう言って目を向けると木々嬢は驚いたように少し目を見開く。
｢……思い出した。八咫烏のA。久しぶりね。｣
彼女の腰にある剣を見据え、セイラン殿も苦労していらっしゃると他人事に思いながらも先程から何がなんやらの少女に目を向ける。
『ごめんねお嬢さん、それじゃあ私はこれで。陛下に拗ねられちゃ面倒だからね。』
そう手を振り、後ろから聞こえる静止の声を無視して気に飛び移り陛下の部屋の窓まで行く。
｢……Aさん、行っちゃったけどいいの？｣
｢あいつは人の話を聞かないからな。……すぐ青い顔して戻ってくる。｣
行くぞ、とゼンが白雪を連れ自室に足を向ける。
数分後まるで言霊のようにゼンの言った通りになったのは、また別の話。
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セラ(プロフ) - 続き気になります！とても好きな作品です！なので更新楽しみにしてますね！ (2019年10月15日 18時) (
レス) id: 5880a74d39 (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - オビの相棒になりたいさん» ひゃぁぁぁ、本当にコメントが来るとは思っていなくて今嬉しい発狂をしております((( これはやっぱり説の立証が出来るのでは！？！？わかります、どこか似たところを感じますよね! ! ありがとうございます〜〜!! (2018年11月8日 0時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
オビの相棒になりたい - いつも楽しみに更新待ってます！！私はオビ推しで、アル戦ではギーヴが好きです！何となく似てるような気がするんですよね。もし作者様が、アル戦の夢小説をしかもギーヴのお話を作る事になったら飛んでいきたいと思います＼( ~∇~)／ これからも更新頑張って下さい！ (2018年11月5日 23時) (レス) id: 0d9e5a847b (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - まるさん» 画面を切った際にまた付いていたようです、コメントのおかげで気づくことが出来ました；；教えて下さりありがとうございました！ (2018年10月28日 15時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月28日 15時) (レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ〜みん | 作成日時：2018年10月28日 14時
