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episode35 ページ37

全員に軽く水を吸わせた布をかけた後、少し空気の良くなった部屋を見渡す。

『にしても、善人のふりしてこんなもん渡しに来るなんてね、最近の賊とか言うやつはこうもどうにもならない奴らなわけか。』

まぁ、そっちはゼン坊たちがどうにかするか。

そう思い裏口から外に出る。
多分今頃白雪がゼン坊に説明してるはずだから、今のうちに回復に必要な薬草が必要だ。

原因もわかったし必要な薬草も目星がついているから多少見えなくても大丈夫だろう。

そう考え薬草の収集に向かった。


『白雪なら煎じ薬とか作りそう。なら必要なのは……』


ここら辺かな、と呟き雪をどかそうとした時だった。

『あ……れ?』

視界が歪み身体が前に倒れる。

頭が追いつかなく、全てスローモーションのようにゆっくりと動いてみえる。


そして、身体が雪に着いた瞬間だった。


『いっっ!!あぁっ、』

全身、主に直に雪触れているところに激痛が走る。


倒れたことによる痛みではないそれに、頭が混乱する。


『な、んで……薬はちゃんと塗ってたはずなのに……。』


起き上がろうにも腕に力がはいらない。



まずい、と頭は警戒音を鳴らすが、その一方でゼン坊に怒られるな、とのんきなことを考える。


まぁ、なるようになるか。と目を閉じそのままAは意識を手放した。

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設定タグ:赤髪の白雪姫 , オビ , ナナキ
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セラ(プロフ) - 続き気になります!とても好きな作品です!なので更新楽しみにしてますね! (2019年10月15日 18時) (レス) id: 5880a74d39 (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - オビの相棒になりたいさん» ひゃぁぁぁ、本当にコメントが来るとは思っていなくて今嬉しい発狂をしております((( これはやっぱり説の立証が出来るのでは!?!?わかります、どこか似たところを感じますよね! ! ありがとうございます〜〜!! (2018年11月8日 0時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
オビの相棒になりたい - いつも楽しみに更新待ってます!!私はオビ推しで、アル戦ではギーヴが好きです!何となく似てるような気がするんですよね。もし作者様が、アル戦の夢小説をしかもギーヴのお話を作る事になったら飛んでいきたいと思います\( ~∇~)/ これからも更新頑張って下さい! (2018年11月5日 23時) (レス) id: 0d9e5a847b (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - まるさん» 画面を切った際にまた付いていたようです、コメントのおかげで気づくことが出来ました;;教えて下さりありがとうございました! (2018年10月28日 15時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月28日 15時) (レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆ〜みん | 作成日時:2018年10月28日 14時

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