episode34 ページ36
やっぱり原因はこの部屋か……。
『シュカ君だったね、悪いけど白雪の事この部屋の外まででいいから運んでもらえないかな。ゼン坊に見つかるとうるさいから、毛布とこれだけ一緒に持ってて。』
そう言って薬を渡し、君も調子悪いのにごめんね、と謝りドアを開ける。
「で、でもAさんまで倒れたら！」
『大丈夫大丈夫。原因は大体分かったから。すぐ呼ぶから、悪化しないよう外出てて、ね？』
わかりました、と渋々言って出るのを確認しドアを閉める。
『さて、急がないとね。』
そう言って暖炉のそばに寝かされていた兵士たちを少しずつ離す。
『この木は……ここらで採れるものじゃないな。よっと。』
そう言って火を消し、木と、灰になったものを暖炉から掻き出す。
木のせいだとした場合、粒子が飛び散ったのが原因だというのが最も考え易い。
となると湿度をあげて粒子を水素で包みこんだ方がさらなる被害は免れるだろうか。
そう思いAは水に付けた布を軽く絞り、振り回す。
『あー、これよりも兵士一人一人に軽く濡らした布被せた方が早いか。じゃあこれは白雪に任せよう。』
そう言って原因と思われる木と灰が入った袋を白雪に渡すべくドアに向かう。
『……ちょっと灰吸いすぎたかも……？』
少しふらつきぼやける視界に苦笑いをしつつドアを開ける。
「A！原因ってまさか……。」
『そのまさかだよ、よいっしょっと。』
多分白雪も予想していたのだろう、Aが運び出した袋の中身に確信したようだった。
『よーし、じゃあ悪いけど白雪、これ運び出してもらえるかな？私はまだ元気だから兵士たちに水分の多い布被せて回ろうと思って。』
意味がわからず首を傾げるシュカと反対に、
その意図を理解した白雪はそっか、と言葉をこぼす。
「そうだね、これ以上粒子吸っちゃ危ないし、換気のためにドアも開けとこう。任せて、これは雪に埋めておくね！」
うん、任せた。そう言って白雪の拳に自分の拳を合わせる。
それじゃ、と言いかけて動き止める。
『あぁ、その前にシュカ君、この木は一体誰から貰ったの？』
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セラ(プロフ) - 続き気になります！とても好きな作品です！なので更新楽しみにしてますね！ (2019年10月15日 18時) (
レス) id: 5880a74d39 (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - オビの相棒になりたいさん» ひゃぁぁぁ、本当にコメントが来るとは思っていなくて今嬉しい発狂をしております((( これはやっぱり説の立証が出来るのでは！？！？わかります、どこか似たところを感じますよね! ! ありがとうございます〜〜!! (2018年11月8日 0時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
オビの相棒になりたい - いつも楽しみに更新待ってます！！私はオビ推しで、アル戦ではギーヴが好きです！何となく似てるような気がするんですよね。もし作者様が、アル戦の夢小説をしかもギーヴのお話を作る事になったら飛んでいきたいと思います＼( ~∇~)／ これからも更新頑張って下さい！ (2018年11月5日 23時) (レス) id: 0d9e5a847b (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - まるさん» 画面を切った際にまた付いていたようです、コメントのおかげで気づくことが出来ました；；教えて下さりありがとうございました！ (2018年10月28日 15時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月28日 15時) (レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ〜みん | 作成日時：2018年10月28日 14時
