episode22 ページ24
｢で、何だってこんなに狙われるんだいA嬢は。｣
そうクナイを手に回しながら隣にいる人物に問う。
『さてね、どうしてだろう。』
こうして会話をするのも今月で15回目だ。
なぜなら、毎日のように《アルビノの少女八咫烏の拘束、及び誘拐》という依頼が来るのである。
その依頼を決まってオビが受けてくる。
そして、最後は後から来た大人数を2人で蹴散らして終わる。
という流れを毎度のように繰り返している。
初めは依頼を受ける気がなかったが、周りの同じ裏稼業をする奴らが不自然にその依頼を避けるのだ。
不思議に思って依頼を受諾する窓口のような人物に聞くと、この依頼を受けた者が帰ってくることは無い。という妙な噂が広がっているとかで、結局小剣のことがあるから、と自分に言い訳をしてその依頼を受けてしまうのである。
『あ、そうだ。共闘の回数忘れちゃいそうだからこれ渡しておくよ。』
そう言って渡された紙には正の字が3つ。
『20個溜まったら小剣をプレゼント〜的なやつね。』
何がプレゼントだ……と内心呟きながらも、このペースなら残り17個なんてあっという間だな、という気にもなる。
｢その前に依頼が来なくなったら？｣
んー、そうねぇ。
と、考えているのか考えていないのか、よく分からない声を出すAに目をやる。
暗い夜によく映えるその白は、不自然な鮮やかさで。
まるで、黒い色紙の上に白い絵の具をそのまま書き殴ったような、そんなに荒々しも感じる。
『あ、なら一緒に仕事をすればいいんじゃない？誘ってくれたらあなたの仕事くらい手伝うけど。』
このお嬢さんは何を言っているのか。
確かに大柄の男なんかには引けを取らないし、今まで怪我をおうのさえ見たことない。
血が流れるところを見たのは出会ったあの日くらいなものだ。
だがしかし、いくら狙われているにしろAはただの演奏家でしかないのである。
演奏家と言うには若すぎる気もしなくはないが。
｢裏稼業なんか、簡単に足踏み入れるようなもんじゃない。｣
そう呟き例日のように集まり始めた刺客たちにまた目を向けるのだった。
(Aちゃん描いてみました！目の描き方云々は白雪に寄せて見たんですが時間の関係で色塗りがくっそ雑です(´^ω^｀)すみません)
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セラ(プロフ) - 続き気になります！とても好きな作品です！なので更新楽しみにしてますね！ (2019年10月15日 18時) (
レス) id: 5880a74d39 (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - オビの相棒になりたいさん» ひゃぁぁぁ、本当にコメントが来るとは思っていなくて今嬉しい発狂をしております((( これはやっぱり説の立証が出来るのでは！？！？わかります、どこか似たところを感じますよね! ! ありがとうございます〜〜!! (2018年11月8日 0時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
オビの相棒になりたい - いつも楽しみに更新待ってます！！私はオビ推しで、アル戦ではギーヴが好きです！何となく似てるような気がするんですよね。もし作者様が、アル戦の夢小説をしかもギーヴのお話を作る事になったら飛んでいきたいと思います＼( ~∇~)／ これからも更新頑張って下さい！ (2018年11月5日 23時) (レス) id: 0d9e5a847b (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - まるさん» 画面を切った際にまた付いていたようです、コメントのおかげで気づくことが出来ました；；教えて下さりありがとうございました！ (2018年10月28日 15時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月28日 15時) (レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ〜みん | 作成日時：2018年10月28日 14時
