episode12 ページ14
白雪とハルカ侯の1件があった後、Aが配ったチラシの効果か立て続けに仕事が入り城へ来るのは久しぶりだった。
『あー、そう言えばまだ薬室を覗いてなかったかな。にしても……今日はざわついてるねぇ。』
城内のいつもと違った雰囲気に首を傾げるがさほど気にせず薬室の扉を開ける。
『失礼、ガラクはまだここに勤めてるかい？って……何やら忙しそうだね。』
どうやら薬室も人が言ったり来たりしている。
今日はなにか特別な日だっただろうか。
そう思いながら部屋を見回すと、見慣れた変わらない後ろ姿がそこにはあった。
目当てであったその人物はこちらを振り返り、心底驚いたような顔をする。
｢なっ、Aかい！？｣
.
.
.
｢いやー、それより本当にいつぶりだい？
昔は薬室通いの達人だったアンタが急に来なくなったから驚いたもんだよ。｣
『いやはやその節は言伝もなく申し訳ない。ガラクなら千里眼でわかるかとおもってさ。』
そう言ってちらりとガラクの顔を見ると
そんな千里眼あったら欲しいもんだ
と呆れた顔をされてしまった。
『にしてもごめんね、まさか今日が宮廷薬剤師の試験日だとは知らなくて。なんか空気が違うとは思ったんだけど最近日にち感覚なくって。』
今はリュウ、という名前の最年少薬剤師を探すのを付き合いつつ話しているが、タイミングが悪ければ会うことも出来なかっただろう。
｢謝るところはそこじゃないでしょと言いたいところだけど、まぁちょうど人手が足りなかったからね。お詫びは演奏でいいさ。｣
高いよ？と不敵に笑うと
お詫びの演奏で金とる馬鹿がいるか
と小突かれる。
ガラクとは歳がそれなりに離れているが、
薬室の世話になることが多かった私にとって
1番身近に話す姉のような感覚から敬語も敬称も無くなっていたし、
ガラクもさほど気にしたようではなかったので昔から軽口の応酬のような会話をしている。
すると、なにかに気づいたガラクはほぅ、と声に出す。
ガラクの目線の先を辿ると、そこには見慣れた赤髪があった。
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セラ(プロフ) - 続き気になります！とても好きな作品です！なので更新楽しみにしてますね！ (2019年10月15日 18時) (
レス) id: 5880a74d39 (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - オビの相棒になりたいさん» ひゃぁぁぁ、本当にコメントが来るとは思っていなくて今嬉しい発狂をしております((( これはやっぱり説の立証が出来るのでは！？！？わかります、どこか似たところを感じますよね! ! ありがとうございます〜〜!! (2018年11月8日 0時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
オビの相棒になりたい - いつも楽しみに更新待ってます！！私はオビ推しで、アル戦ではギーヴが好きです！何となく似てるような気がするんですよね。もし作者様が、アル戦の夢小説をしかもギーヴのお話を作る事になったら飛んでいきたいと思います＼( ~∇~)／ これからも更新頑張って下さい！ (2018年11月5日 23時) (レス) id: 0d9e5a847b (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - まるさん» 画面を切った際にまた付いていたようです、コメントのおかげで気づくことが出来ました；；教えて下さりありがとうございました！ (2018年10月28日 15時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月28日 15時) (レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ〜みん | 作成日時：2018年10月28日 14時
