episode11 ページ13
｢白雪！？｣
走り回っているとゼン殿下の声が聞こえた。
……今、なにか気配がしたな。
『ゼン坊、悪いけど白雪は任せたよ。』
ゼン殿下も何かに気づいたのか静かに頷いた。
それを合図に気配あった方へ向かう。
｢あ、A！｣
白雪の声に一瞬振り返り、
(が・ん・ば・れ)
と口パクで伝えると、力強い頷きが帰ってきた事に口元が緩む。
だが今はほのぼのとしている暇はない。木の影で1度立ち止まり、耳を澄ます。
ーｶﾞｻｯー
『見つけた。』
素早く三本先の木にクナイを投げる。
が、相手も相当の遣手なのか当たった様子はない。
しかし出てくる様子もないため、もう一度耳を澄ます。
さっきよりも意識を集中させると、6っつの心音が聞こえる。
そのうち2つはこちらに向かってきている。
たぶん木々嬢とミツヒデどののものだろう。
そして遠くにはたぶんこの騒動の発端である人物と白雪、それを見守るゼン殿下。
そしてすぐそこには……
この心音……どこかで……
『え……オビ……？』
そう口に出すと、その人物は木から降りてきた。
｢……なんで気づかれちゃうかねぇ。はぁ……お久しぶり。A嬢。｣
そう言ってオビは項垂れる。
『オビ、何でこんなところに……』
言いかけて2つの足音が近づいて来たのに気づき、口を閉ざす。
｢ちっ、それじゃあ俺は逃げなきゃいけないから。｣
また会えるといいね
そう言って逃げて行く身軽な後ろ姿を見送る。
その後、無事、というか渋々ハルカ侯は白雪を認め、オビもゼン殿下の目下に付けられたみたいだ。
さて、これからどういい逃れようか。
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セラ(プロフ) - 続き気になります！とても好きな作品です！なので更新楽しみにしてますね！ (2019年10月15日 18時) (
レス) id: 5880a74d39 (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - オビの相棒になりたいさん» ひゃぁぁぁ、本当にコメントが来るとは思っていなくて今嬉しい発狂をしております((( これはやっぱり説の立証が出来るのでは！？！？わかります、どこか似たところを感じますよね! ! ありがとうございます〜〜!! (2018年11月8日 0時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
オビの相棒になりたい - いつも楽しみに更新待ってます！！私はオビ推しで、アル戦ではギーヴが好きです！何となく似てるような気がするんですよね。もし作者様が、アル戦の夢小説をしかもギーヴのお話を作る事になったら飛んでいきたいと思います＼( ~∇~)／ これからも更新頑張って下さい！ (2018年11月5日 23時) (レス) id: 0d9e5a847b (このIDを非表示/違反報告)
yumi823416(プロフ) - まるさん» 画面を切った際にまた付いていたようです、コメントのおかげで気づくことが出来ました；；教えて下さりありがとうございました！ (2018年10月28日 15時) (レス) id: 0f61d323b1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月28日 15時) (レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ〜みん | 作成日時：2018年10月28日 14時
