村娘2 ページ4
突然止まったことでパニックになっているA。何とか落ち着き、状況を把握しようと再び耳をすませていると、外から話し声が聞こえてきた。
売買人1「これはこれは騎士様。何か御用でしょうか」
騎士「わざわざ止めてもらってすみません。今僕達は人を攫われたとの通報を受け、現在探して居るのですが…」
騎士「まさか、違いますよね?」
売買人「へっ…ち、断じて違います!」
騎士「では、中を見せて貰えますか?」
売買人「いえそれは…」
騎士「断るということはやましい事があるということでよろしいでしょうか?」
売買人「そういうわけでは…その…」
売買人と騎士の会話を聞いていると、馬車の後ろからそっと誰かが入って来た。
騎士2「おい、アンタ。ここに数人の拘束された村人が居るようだが…何か反論はあるか?」
売買人「っ____!!!…すみませんでした…」
どうやら売買人は捕まったらしい。騎士は6人いるようで、1人は護衛、3人は拘束を外し、2人は売買人の処理をしていた。
Aの拘束は、茶髪で紫色の瞳を持つ騎士が解いた。
『ありがとうございます騎士様』
騎士2「礼には及ばない。騎士として当然の事だからな」
村人全員の拘束が無くなると、最年長であるおばあさんが話始めた。
婆「本当にありがとうございます。騎士様のおかげで助かることが出来ました。お礼はなんでも致します」
騎士「いえ、大丈夫です。私達は売買人を捕まえる事ができ、功績は充分ですので」
さっきまで売買人と話していた団のリーダーらしき人は、明るい茶髪の片目隠しで水色の目をしていた。
婆「いえしかし、これは税を払っていない私共の村と王都での決まり事です。何かお礼を決めて下さいませ」
騎士「うーん、あ!今回この件で一番動いてくれたのスマイルだし、スマイルが決めていいよ」
騎士2「俺ぇ??」
スマイルと呼ばれた騎士は少し悩んでいたが、ハッと何かを考えついたようで何かを企んでいる顔をしていた。
騎士2「じゃあ……お前。お前、名前はなんだ」
その騎士はAを指し、問いかけた。
『(え、私?)』
『は、はい。A・Aと申します』
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リリルル(プロフ) - うるふさん» 作者人間じゃない説は草。いい小説だなんて嬉しいです(*´ω`*)応援コメ嬉しかったから更新奮発しときますね(ちょろい) (2020年2月8日 19時) (レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
うるふ - なぬ?!何故こんなにいい小説ができるんだ……?!……は?!まさか…………貴様!!人間じゃないな?!(あ、ほんとすみません、こういうの一回やってみたかったんでs殴) (2020年2月8日 10時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
リリルル(プロフ) - 龍愛さん» 更新サボってました()コメントありがとうございます!ちょっと更新スピードあげますね。 (2019年11月23日 19時) (レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
龍愛 - この続き待ってます! (2019年11月23日 17時) (レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリルル | 作成日時:2019年8月8日 7時