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察し ページ29

優奈side


…期待した私が馬鹿だった


Kn「Aは勉強やスポーツも出来るし、弟想いの良い奴なんだ。だが、ちょっと過去の事があって女子達に強く当たってるみたいで…」

だから女子達からは良く思われてなくて、そのまま悪く言われてるらしい。けど、めっちゃ良い奴だから、女子達の評判変えたりって…出来ない?俺からもAの態度どうにか言っとくからさ」


初めてきんとき君とまともに喋った会話が、あの女のこと…


優奈「確かになんか悪い人って聞いたことあるかもー話してみるねー」


あの女への嫉妬で怒り狂いそう


きんとき君に名前で呼ばれるなんて

きんとき君に良い奴って言われるなんて


悔しさで強く下唇を噛みながら、話を聞き続ける。


Kn「ほんと?ありがと〜」


きんとき君は心底ほっとしたような顔をしていた。

…なんでよ


Kn「じゃあ俺はこれで。誰か待ってるかもしれないのに急に呼んでホントごめん!」


もう話を終えようとするきんとき君に驚きを隠せない。ほんとにあの女の話がしたかっただけ?なんで?なんで私になの?


優奈「…まっ、待って…」


私の声はきんとき君に届くこと無く、校門から出ていってしまった。



…さっきまで幸せだった感情はどこかへ行き、1人取り残された私の胸の中はぽっかりと穴が空く。

きんとき君に呼び出されて、もしかして告白されるんじゃないかなんて思ってた私の気持ちは……



悔しさ、絶望、嫉妬、憎悪
全ての悪感情が私の心を渦巻くのを自分で感じる。


あの女が私に仕掛けたんだ


小学校の恨みだろうか

今現在も悪口放題なのを恨んでいるのか

それとも単純に財閥のお嬢様同士で敵と認識して蹴落とそうとしているのか


…私の恋心を利用して、しかもきんとき君を動かしてまでこんなこんな最悪な仕打ち……



優奈「…絶対に許さない」


そうドスの効いた声で独り言をした後、最高の増悪感情を味わった私は、校門の方へ歩きながら高らかに笑った。

早速待ち合わせてるやつが来たら、あいつを貶める計画について話そう

勘違い→←勘違い



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リリルル(プロフ) - さくじゅん@踊り子さん» それな。小雪は自分が好きなキャラの性格をテイスティングしてたので可愛いと言っていただけて嬉しいです! (2019年12月26日 15時) (レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
さくじゅん@踊り子 - ヤバいwこの小説の推しさんが「小雪さん」ww復活させ隊 とか可愛いすぎだろー! (2019年12月25日 19時) (レス) id: 602c6ae22d (このIDを非表示/違反報告)
シモン - ありがとうございます! (2019年7月13日 21時) (レス) id: 57a1c00f7c (このIDを非表示/違反報告)
リリルル(プロフ) - シモンさん» データ消えちゃったんですか!?新しいデータでも是非ワイテ推して、ワイテ書いてください!同じ作者として応援してます(*´∀`*) (2019年7月5日 21時) (レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
シモン - あっ一応データ消えて最初からになりましたのででもよろしくお願いします!! (2019年7月5日 21時) (レス) id: 57a1c00f7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリルル | 作成日時:2019年4月1日 0時

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