【WT】大切な人を守る、例え自分が傷付いても【実況者】

夢 ページ27

Nakamu side


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女子1「あのAちゃん…、今からわたしの家で遊びませんか？」


女子2「わっ、わたしも遊びたいです！」


『あ〜、えっと〜』


お姉ちゃんはバツが悪そうな顔をしながら、俺を見て口パクで言ってきた


ご め ん ね


『私もおふたりと一度遊んでみたい思っていました。是非行かせて頂きたいです』


…お姉ちゃんはいつもこうだ

この後は俺と家で一緒におままごとヒーローごっこして遊ぼうって言ってたのに

前だってこんな感じで潰してたのに

またお姉ちゃんは皆に合わせて俺との約束を破る


…お姉ちゃんはお嬢様として他の子と仲を悪くしないように頑張ってる

そうだ、俺なんかの相手なんかしてる場合じゃない


だけど…


もっと構ってよ、A



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ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

目覚ましの音が聞こえ、俺の悪夢は終わった。


Na「……っ」


良かったと安心しつつも、目元にじわりと涙が溜まっているのが自分でもわかる。

…もうこんなことは無いんだ、安心しろ俺



あれは小学校時代の頃の記憶。けど今はお姉ちゃんは俺に構ってくれている、他の子から悪口を言われないように俺を庇ってくれている…


俺はお姉ちゃんが大好き

そしてお姉ちゃんは俺を好きだと言ってくれる

大切な弟だと言ってくれる

これからもずっと一緒に居ようと言ってくれる

俺を抱き締めてくれる


…でも

そんな言葉、行動並べられたって結局何かでお姉ちゃんは元に戻ってしまう。また、お姉ちゃんは俺を構ってくれなくなる。


Na「…そんな事絶対にさせないから」


強く握りこぶしを作りながら、ドスの効いた声でそう独り言を呟く。


…学校、行くか

勘違い→←失敗

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