望み ページ24
Aside
新しい朝、私はいつもの様に小雪が運転している車に乗り込んで学校に向かっていた。
その車内で、Aは小雪に調べてもらったbroooockの情報を読んでいたが…
『うーん、流石に害はなさそうね』
小雪「資料はお役に立ちましたか?」
『ええ、完璧過ぎて怖いくらい。
いつもありがとう、小雪』
小雪「お嬢様の久々のデレ…感激過ぎて涙が出てきそうです……
今運転中なので、家に帰ったらもう一度お願いしますね?録音しますので!」
嬉しそうに元気に話す小雪。
…相変わらず変わらないなぁ小雪はw
そんないつも通りの光景を見ながら学校へ行く。
しかし、バックミラーから見える小雪の顔はいつもの笑顔とは違い、真剣そうな表情を浮かべていた。
疑問に思い話しかけようとするが、先に声をかけられた。
小雪「…お嬢様、本当にお嬢様はこのままでよろしいのですか?私やスマイルは、お嬢様が小学校の頃のような子に戻って欲しいと待ち望んでいますよ」
『いいのよ、これは私が決めた事。平穏な毎日なんて要らない。Nakamuが幸せならそれで充分よ』
小雪「しかし、このままではお嬢様がただただ不幸です…それにあの件は小娘共のせいであってお嬢様は悪くありません。
むしろ____
…いえ、なんでもありません」
小雪は何か言いたげであったが、私の表情を見て黙ってしまった。
…しょうがないのよ
『Nakamuの事を気にかけたり、構ってあげられなかったのは事実。私がもっとNakamuに寄り添えていれば分かり合えていたのに…』
小雪「えっ…Nakamu様の事、気づいていたのですか……?」
小雪は心底びっくりしているようだった。
あくまで私の憶測でしかなかったがこの小雪の反応見る限り…やっぱり、あれはNakamuなんだろう
『最初は完全に信じ切っていた。だけど、Nakamuと多く接するようになってから気づいた。元を作ったのはNakamuだってこと』
小雪 「でしたら、どうしてNakamu様を守るのですか…?守る必要がないって分かっているのに」
『Nakamuを守る為では勿論あるけど、みんなをNakamuから守る為でもあるから』
小雪「みんなを…守る…ですか?」
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リリルル(プロフ) - さくじゅん@踊り子さん» それな。小雪は自分が好きなキャラの性格をテイスティングしてたので可愛いと言っていただけて嬉しいです! (2019年12月26日 15時) (レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
さくじゅん@踊り子 - ヤバいwこの小説の推しさんが「小雪さん」ww復活させ隊 とか可愛いすぎだろー! (2019年12月25日 19時) (レス) id: 602c6ae22d (このIDを非表示/違反報告)
シモン - ありがとうございます! (2019年7月13日 21時) (レス) id: 57a1c00f7c (このIDを非表示/違反報告)
リリルル(プロフ) - シモンさん» データ消えちゃったんですか!?新しいデータでも是非ワイテ推して、ワイテ書いてください!同じ作者として応援してます(*´∀`*) (2019年7月5日 21時) (レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
シモン - あっ一応データ消えて最初からになりましたのででもよろしくお願いします!! (2019年7月5日 21時) (レス) id: 57a1c00f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリルル | 作成日時:2019年4月1日 0時