【WT】恋は常にすれ違い中【実況者】 (ページ8)

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想いIV ページ8

きんときside

～♪

…もう体育なのか

Kr「きんとき一緒に行こうぜ～」

Kn「あー…そうだな」

Kr「何、まだ悩んでるわけ？」

Nakamuのことを考えているとそれに気づいたのか、きりやんが優しく俺に問いかけてきた。

Kn「うん…」

Kr「Nakamuなら喜んでやってくれるから大丈夫だ！今までだって断られたことないだろ？」

Kn「そうだけどさ～」

きりやんと色々話しているともう体育館へ着いてしまった。

…こんなんじゃダメだ、俺は俺らしくいないと。

Kn「…きりやん、俺頑張るわ！」

Kr「お、それは良かった」

俺がそう決意を決めると、きりやんは笑顔で返してくれた。やっぱ良い奴だわ。

俺達は床に座り、体育の教師が来るのを待った。

～～～

教師「それではこれから体育を始める。組は作って来たか？一応1分だけ時間をやるから組んでないやつは今組むように」

教師「それでは、始め！」

合図ともに俺は早速Nakamuの方へ向かう…が、

女「ねえきんとき君～良かったら組まない？」

Nakamuの好きな女子が俺の行く手を阻んだ。

…何、恋敵の癖に俺の邪魔をするわけ？

Kn「いや俺はNakamuと…」

俺はNakamuの方をチラリと見る。すると、Nakamuはシャークんと話していた。

…は？え、マジ？？

女「Nakamu君は別の人と組むみたいだよ？」

Kn「で、でも君女の子じゃん。男の俺とじゃアレじゃない？柔軟体操だからその…色々触っちゃうだろうし」

女「そんな心配してくれるんだ～きんとき君優しいね！私は大丈夫だよ！」

Kn「(俺が大丈夫じゃねぇんだよ！！)」

勿論そんなこと口に出せるはずもなく、どんどん押される。

女「ほら、うちのクラス男女奇数じゃない？だから1組は男女じゃないとだからさ…」

Kn「へ、へーわざわざそんな少数派を選ぶなんて偉いね。でも俺は別の男子と組むから」

そう思い他の男子を見てみるが、もう組み終わった様子。皆ペアになって体操を始めていた。

女「残りは私達だけみたいだよ」

その言葉に俺は観念する。

Kn「…はあ、分かった。よろしくな」

女「うん！よろしく！」

…組むことになってしまった。

いや、別に女性嫌いとかじゃないよ？でもこの女は俺の恋敵なんだからそんなのと一緒に組みたいわけないじゃん？

チラリとNakamuの方を見ると、シャークんと仲良くやっていた。

あー羨ましすぎ

俺は誰にも聞こえないくらい小さくため息をついた。