【WT】恋は常にすれ違い中【実況者】 (ページ6)

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想いⅢ ページ6

きんときside

教師「えーここで√を…」

数学はそれなりに好きだ。きりやんシャークん程ではもちろんないけど、計算が解けた時の快感が割と楽しい。

どんどん数式を書いていっていると、後ろからちょんっとつつかれた。

Kn「…なんだよきりやん」

俺は教師に気づかれないようにチラッと後ろを向く。すると、きりやんは紙を渡してきた。

【Nakamuとの進展どうだ】

Nakamuとの進展な～あんまだな…

俺はノートの切れ端を使い、文字を書いてきりやんに渡す。

【微妙。今日頑張って体育の誘おうとしてたけどスマイルに邪魔された。】

きりやんは俺の気持ちを知ってる。だからきりやんには既にNakamuについて相談していて、ちょくちょくアドバイスやら手伝いをして貰っている。本当に有難い存在だ。

【あの時のかwドンマイ
でもまだ体育まで時間あるし最悪体育中に誘っとけ！】

あーまあ勢いに任せて言いやすいかもな。…もう少し頑張るか。

【そうだな、ありがとうきりやん。】

そう書いた紙をきりやんの机に置こうとした瞬間、

わはははは

教室中で笑い声が聞こえた。俺は驚きで思わず紙を落としそうになるが、何とか耐えた。

犯人は誰だ？そう思った俺はみんなの視線を辿る。すると、どうやら犯人はNakamuとbroooockらしい。

納得のいくメンツだわw

Nakamuの方を見ていると、丁度目が合った。

…ちょっとからかっとこ。

【ばーか】

口パクが終わってNakamuの反応を見ると、独り言みたいなのを呟いた後に少し笑っていた。
俺が口パクが分かったのか？なんて思ったが、流石に無理だと感じる。

俺のこと相当好きか読心術出来る人じゃないと流石に無理ゲーだろうなw

俺は先生にバレないうちに姿勢を戻し、真面目に授業を取り組んでいた形に戻す。

にしても…

Kn「(無邪気で可愛いな、Nakamu)」

俺はやる気を回復し、再び授業に取り組んだ。