【WT】恋は常にすれ違い中【実況者】 (ページ29)

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想い15 ページ29

Nakamu side

Sm「何があったか知らないが、とりあえず時間だ。もう帰るぞ」

俺がずっと黙っていると、スマイルがそう口に出す。

Na「…うん、そうだね」

俺はどう答えればいいか分からなかった為、心の中でよかったとほっとしながら図書館を出る。そして、カバンを持ち、靴を履き、学校から出た。

Sm「で？なんかあったの？」

そうだスマイルはこういう男だ。

Na「ええーっと...」

再び悩まされることになる俺。まあ俺が悪いんだけどさ.....

俺がまたしても困っていると、

Sh「どうしていいか分からないんだろNakamu。スマイルからも意見貰ったらどうだ」

と、更に追い打ちを掛けてくるシャークん。

Sh「てか言わないなら俺から言うわ。実は_____」

俺がシャークんに伝えたことをそっくりそのまま伝えてくれるシャークん。すると、スマイルは今までに見た事ないくらい驚いた表情になっていった。

Sm「え、お前らいつの間にそんな…え？いつから？？」

Na「……」

Sh「俺的には話し合えば解決する内容だと思うんだがな〜」

「はぁ…」とため息を零すシャークん。呆然としているスマイル。

…そうなのかもしれないけどそれがすごく難しいんだよぉぉぉぉ

心の中で悶えていると、

ﾃｨﾛﾝ

と、通知音が鳴る。俺のスマホだ。

Na「(今は2人と帰ってるし見る元気もないな。後で見よう)」

そう思ったが……

ﾃｨﾛﾝﾃｨﾛﾝﾃｨﾛﾝ

あまりにもうるさい通知。

Na「ちょっとごめん」

俺は道の隅に寄って立ち止まり、通知を確認することにした。通知の正体はLINE。犯人はbroooock。

broooockきんときが泣いてるよ
Nakamuが大好きなきんときが
誰のせいだと思う?

broooock白尾公園に行ってね
絶対だよ

broooockねぇ

broooock来なかったら本気でNakamuのこと嫌いになるからね

っ……

Sh「きんときと話させる場作ってくれたみたいじゃん。良かったな」

スマホを覗き見していたシャークんが俺にそう言う。

Na「うん…」

気が乗らない俺。

だって何言えばいいかわかんないじゃん
今からきんときのことが好きって言えば全て解決してくれる？
俺はそもそもどうしてきんときが好きなんだっけ
失敗したら怖い
けどここで逃げ出すのも意味がわからない
どうすれば正解かわかんない

ほんと何がしたいんだろ、俺