【WT】恋は常にすれ違い中【実況者】 (ページ26)

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想いXIII ページ26

きんときside

きりやんを待って玄関にいると、突然足音が近づいてきて玄関のドアが勢いよく開けられた。

Kr「大丈夫かきんとき！！」

ドアを開けたのは息切れしているきりやんで、後ろには悩んでいるような表情をしているbroooockが居た。

Kn「いやインターホンくらいならせよw」

Kr「あ、忘れてたw…ってそんな話は今はどうでもいいんだろ」

Br「きんとき、フラれたんだって？」

Kn「あんまそんなストレートに言うなよ～」

broooockの言葉がグサッと刺さるが、不安にさせないために笑顔で対応する。しかし、broooockは「ごめん」と謝ってきた。…流石にこんな限界の笑顔じゃ心の内はバレバレか。

Kr「…辛かったな、きんとき」

そうしんみりと言うきりやんは俺の隣に座って来て、頭を撫でてくれた。

Kn「………辛かった」

Kr「辛い時は泣いてもいいんだぞ」

Kn「きり…やん……」

ふときりやんの顔を見ると、優しい笑みをしていた。

…こんなの、泣きたくなるじゃん

Kn「(優しい友達を持てて良かった)」

涙を止めていた心が一気に崩れ、俺はただひたすらに涙を流した。

ーーー

Kn｢ありがと…もう大丈夫だわ」

ひとしきり泣いた事でだいぶ心が軽くなった。

Kr｢そうか、良かった｣

優しい声掛けにまた涙が出そうになる。…あれ、俺こんなに涙腺弱かったかな……

Kr「ほら、broooockもスマホいじってないでこっち来いよ」

Br「あーちょっと待って、今おまじないしてるから」

Kr「おまじない？」

Br「うん！自分に自信が持てない人へ罪悪感を与えるおまじない！」

Kr｢それ呪いじゃね？｣

Br｢あーまあ気持ち的にはそうかも？｣

Kn｢雑過ぎるなw｣

Br｢まあ僕だからね｣

それが自分のアイデンティティだと言いたげにドヤ顔をするbroooock。なんか、相変わらずだなw

Kn｢(俺もいつも通りの元気出さなくちゃ)｣