【WT】恋は常にすれ違い中【実況者】 (ページ16)

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想いⅧ ページ16

きんときside

Nakamuもう来てるかな？いつもの時間に居るんだったらめちゃくちゃ申し訳ない…

そう不安を抱きながら走って待ち合わせ場所に向かうと、そこにはもうNakamuが待っていた。

少しでも早く俺が居ると伝えるため「Nakamuー！！」と叫ぶと、Nakamuはこっちを向いて手を振ってくれた。

Kn「ごめん、Nakamu…遅れ…た……」

やばい、息切れが凄すぎてちゃんと話せない…

Na「えぇ、きんとき大丈夫？そんな全速力で走る程の遅れでもないよ」

Kn「いや、約束だし…それに……はあっ、少しでも長くNakamuと…居たいから……」

遅れた俺を心配してくれるNakamu優しいな～
やっぱり、好きだ。

Na「ありがとwまあゆっくり行こうか」

Kn「ああ」

走った疲れも取れ、いつも通り雑談を始める俺達。…なんか違う反応されるかと思ったけど、いつも通りな感じでよかった。

Kn「そうそう、Nakamuの好きなバンドが新曲出したらしいぞ。ニュースでやってた」

Na「え、マジ？？」

Kn「歩きスマホはなんだし、教室に戻った時にでもお知らせ見れば分かると思うよ。俺も詳しくは見てなかったからw」

Na「え、めっちゃありがとう！！俺昨日早く寝ちゃったから気づかなかったw」

ワクワクとしているのが伝わってくる程無邪気な笑顔をするNakamu。あー可愛い。昨日の疲れが吹っ飛ぶ…もう昨日のこと全部忘れたい……

Na「あっ、明日大雨らしいからしっかり傘持ってないとダメだよきんとき！もしかしたら雷来るかもだって」

Kn「そうなん？今日雲ひとつない晴れだから明日も晴れると思ったw忠告ありがと、覚えとくね」

明日大雨か…傘忘れがちだからちゃんと覚えとかなきゃ。

Na「でも大雨って唐突に来るよね。昔俺もきんときも傘なくて、アニメ見たいに滑り台の下で雨宿りしたことあったよね」

あーそんな時もあったな～あの時めっちゃNakamuが近くで、心臓バクバクだったの今でも覚えてるw
…ちょっとからかおうかな。

Kn「懐かしいな～あの時確か雷も来てて、Nakamuめっちゃびくついてたよなw」

Na「あーもう恥ずかしいから辞めて！思い出したくないー」

Kn「ごめんごめん、この話するとNakamuの反応が面白いからついw」

頬を膨らませて横を向くNakamu。こう居られるのも今日で最後…まあ、最後にこの幸せなら充分だな。

写真に収めたい欲を抑えつつ、学校へと向かった。