【WT】相容れないこそ慈しみがある【実況者】

秘密18 ページ19

2人はもう手当は済んでいたらしく、ソファーでくつろいでいた。


Sm「怪我の方はどんな感じだ？」


Kn「まあさっきよりも痛みはひいたけどやっぱり痛いかな。だから後でBroooockと一緒に病院行こうと思ってる」


Br「そそ。最近では痛み止めなんて便利なものあるし」


そう2人は笑っているが、色んなところに絆創膏や包帯がされていて辛そうに感じた。…今度何か奢ってやるか。


Br「てかスマさんここいたらやばくない？」


Sm「なんで？」


Br「だってシャークん、スマイルに近づいてああなったんだから起きた時にスマイルいたらまたああなっちゃうよ」


…確かにそうだな。またシャークんが暴走したら大変なことになる。原因を知りたいが、これ以上Broooockやきんときに迷惑をかける訳には行かない。


Sm「そうだな。じゃあ俺は一足先に帰らせてもらう」


Kn「おう、シャークんは俺達に任せとけ」


Sm「助かる」


Br「またね〜」


手を振るBroooockに小さく手を振り返し、保健室を後にした。



にしても…


シャークんはどうして暴走したのか

俺とシャークんの間に何かあるのか

シャークんの首筋にあったあのマークはなんなのか


俺の頭には次々と疑問が浮かび上がってくる。


Sm「(俺だけで悩んでたって何も出来ない。何かシャークんについての情報は得られないのか？)」


そう考えながら歩いていると、「スマイル」と、後ろからか声をかけられた。


男子「なぁ、今日の委員会サボっただろ」


そう俺に言うのは同級生で図書委員の男子。…やべっ、完全にシャークんの件で忘れてた。


Sm「ごめん、完全に忘れてた」


男子「しっかりしろよな！今日の仕事スマイルの代わりに俺がやっといたから、明日の図書委員宜しく」


そう言うと、そいつは俺の返事を聞かずに去っていった。…まあ、断る訳は無いが。


Sm「(シャークんについて聞き込みかなんかして回りたかったんだが、昼休みが使えないんじゃ無理そうだな)」


まあ仕事を忘れた俺が悪い。明日ちゃんとやるか。

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